アイコン 不明のマレーシア機を探せ オーストラリア・ブラックBOXは4500mの大陸北西の海底と

不明のマレーシア航空機を探せ先月8日から消息を絶っているマレーシア航空機について、オーストラリア政府は7日、同機のブラックボックスからとみられる信号を、同国西部パース沖の北西約1680キロのインド洋(深さ約4500メートル)で捕捉したと発表した。
1ヶ月に及ぶ国際的な捜索でも機体が確認できない中、当局は「これまでで最も有望な手がかりで、非常に励みになる進展だ」と意義を強調した。 
記者会見した軍幹部によると、信号は豪軍の船が計2回、それぞれ約2時間と13分にわたって捕捉。「残骸が見つかっておらず、断定はできない」と述べた上で、無人潜水機を派遣して捜索する意向を示した。

ただ、深海での複雑な作業に加え、ブラックボックスの電池寿命(通常30日間)も限界近くに達しており、発見のハードルは高そうだ。
ブラックボックスを巡っては中国の巡視船が5日、今回の海域から約550キロ南西の海域で「信号を探知した」と公表している。AP通信によると、豪軍はより精度の高い方法で捜索しているという。
 以上。

これまで、オーストラリアは、豪パースから南西(南極寄り)2500キロの年中荒れ狂う南極海流域を捜索担当地域として捜索に当たり、衛星写真で捉えられていた数々の浮遊物を中心に捜索に当たっていた。それを後押しするかのように英国の衛星通信会社のインマルサット社から、同方面へ飛行していたとも報道されていた。
しかし、オーストラリア軍は、いつの間にか、担当捜索域から数千キロも離れたオーストラリア大陸の北西部を捜索していた。それも5日中国艦艇がブラックBOXの信号を2種キャッチしたと発表後、すぐさま、オーストラリア当局も、中国の電波探知点から北へ500キロ超離れた地点で発信されている中国の探知電波とは異なると見られる信号をキャッチしたと発表した。

オーストラリアは、世界から集まっている捜索隊を、不明機の飛行時間からして困難な南極寄りに何故に長期間釘付けにさせたのだろうか。
捜索活動も遠距離のため捜索機の時間は限りなく短く、また、艦艇からも荒れ狂う海で衛星写真の浮遊物確認ははなはだ困難を帰していた。
謎は深まるばかり。

ただ、海底4500メートルだろうと、今の深海艇ならば、発信電波を誘導電波にして潜らせたらば、結構早くブラックBOXにたどり着けるはず・・・。そこまでするのだろうか・・・。
米軍は豪パースに、既に無人潜水艇(AUV)等先端手中探査装備の無人潜水艇「ブルーフィン-21」とブラックボックス位置追跡探査装置「TPL」を送っている・・・。
そのほか世界には深海艇がいろいろある。ロシアのミール号(最大6000メートル潜水)、アメリカのアルビン号、シークリフ号、ディープスター20000号、フランスの3人乗りのノティール号(6000m)と中国の3人乗り蛟竜号(7000m)がある。
深海艇は日本にもある。独立行政法人海洋研究開発機構が所有する大深度有人潜水調査船「しんかい6500号」、317キロ連続航行可能な自律型深海巡航無人探査機「うらしま号」、深海調査研究船「かいれい」からの遠隔操作により、深海の映像、写真撮影、マニピュレータによる試料の採取などの学術調査が可能で、サイドスキャンソーナーを搭載した「ランチャー」、マニピュレータ(掴みロボット)やカメラなどを搭載した「ビークル」から構成される「かいこう号」などがある。

[ 2014年4月 8日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索