アイコン 原子力委員長に原発推進の最適任者で旗振り役の岡芳明氏を起用

新たに原子力委員長に就任した、原子力工学が専門で早稲田大学理工学術院の元特任教授、岡芳明氏(67)は8日、就任の記者会見を開催した。
原子力委員会は、原発事故のあとの一昨年、国の原子力政策の基本方針「原子力政策大綱」を作る過程で、電力会社や経済産業省など推進側だけを集めた秘密会議を開催、強い批判を受けた。

原子力開発の最強の旗振り役である岡芳明氏は、3年前の原発事故のあと、原子力の推進から中立的な組織への見直しが進められている国の原子力委員会に新しい委員長が就任したが、 会見で、「政府が原子力政策を議論しているので、そういう政策に従って考えるのが基本だ。輝かしい日本の再構築に原子力が貢献できるよう考えていきたい」と述べ、フクシマの被害者や被害の現実を直視せず、危害が及ぶ原子力の研究バカの第一人者の顔を早々に披露した。
原子力委員会は、原子力の推進から中立的で課題解決に絞って取り組む組織への見直しが進められていたが、既に形骸化しており、以前の増して何でもありの様相となっている。

<岡芳明>
1946年生(昭和21年)、1969年東大工学部原子力工学科卒、日本の原子力工学を専門とする工学博士。研究者の育成、原子力エネルギー利用促進の広報活動も担った。
通産省(現経済産業省)原子力発電技術顧問、内閣府原子力安全技術顧問を多年にわたり務め、国際原子力学会協会理事、日本原子力学会会長を歴任。東京大学名誉教授=原子力分野の御用教授の代表格。
東大において、原子力工学の研究および教育に長らく従事。高速中性子の遮断ならびに放射線輸送、医療用原子炉、核分裂と核融合の複合炉、スーパー軽水炉、スーパー高速炉の設計研究などを原子力研究開発機関や原子力産業企業と連携して行った。
2005年に原子力専攻(専門職大学院)と原子力国際専攻を東大に開設し、原子力研究者の人材育成を促した。

次いで原子力教科書シリーズの作成を提案、同著の著者の一人となった。
2007年より、グローバルCOEプログラム「世界を先導する原子力教育研究イニシアチブ」拠点リーダーとなり、原子力の人文社会科学、 原子力エネルギー、放射線応用のプログラムなど多方面から見た原子力技術を論じた。
また、原子力利用の有用性を示すべく海外及び国内で講演を行った。

2010年3月に東京大学を定年退官し、同年4月に開設された早稲田大学理工学術院の特任教授となり共同原子力専攻を担当している。
 原子力開発・利用促進の第一人者であるが、原子力の開発推進に没頭するも、原子力の暴走を制御する研究は利用促進や利益にならずせず、やりっ放しの研究者=御用教授の見本・代表格。
 

[ 2014年4月 8日 ]
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