アイコン 第5報: 477人乗り旅客船沈没 死亡2名・行方不明者290名に拡大(韓国政府修正)

聯合ニュースは最新情報として、修学旅行生ら477人を乗せた旅客船が16日午前、韓国南西部沖で沈没した。
午後2時半現在、2人の死亡が確認され、約290人が行方不明となっており、大惨事に発展する懸念が出ていると報じた。
 韓国政府当局は当初、368人が救助されたと発表したが、集計に手違いがあったとして、救助者数の再確認を急いでいる。
 不明者は船体の中に閉じ込められている恐れもあるが、救出作業に加わった民間の船舶などに救助され、把握できていない生存者がある可能性もある。

生存者から「すぐに避難案内していれば」との声
1、救助された乗客の1人は、「『どん』と音がして、船が突然傾いた。船室3階の下には食堂、売店、娯楽室があったが、そこにいた人たちはほとんど出てくることができなかったと思う」と伝えた。また「その場にそのままいろという放送があったが、水が入ってきて、そのままじっとしていられなかった。ライフジャケットを着て外に出てきて待機していた」とした上で、「すぐに避難案内をしていれば、良かったのに」と話した。
2、救助された修学旅行生の1人は「船内が水に入ってきているのに、放送ではじっとしていろとしか言わなかった。船が傾いて滑ったり落ちたりして、腰や脚をけがした人も多かった」と事故発生時の状況を伝えた。
3、修学旅行生は、船室から出る際に、待機案内のために動くべきか、とどまるべきか、とても紛らわしかったと涙声で伝えた。 
4、乗務員の1人は「船が突然傾き、急いで避難した。避難するのに必死で、他の人が救助されたのか分からず、措置を取る余裕もなかった」と話しているという。
韓国政府は前回、2名死亡、行方不明者107名と発表していた。情報が混乱している。

韓国定期客船「SEWOL」号

[ 2014年4月16日 ]
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