アイコン 高速でのガス欠は罰金  南九州道279キロ間スタンドなし 大分蒲江から鹿児島ICまで

西日本高速道路(NEXCO西日本)はガソリンは満タンにして走ってくださいと呼びかけている。
コールデンウィーク、高速道路を利用して車で行楽地へ出掛ける人も多いが、南九州の高速道では注意が必要だ。
3 月に宮崎市から大分県佐伯市の蒲江インターチェンジ(IC)まで東九州自動車道が開通し、多くの利用者が見込まれるが、200キロ以上走っても給油所が無 い区間がいくつもある。燃料切れでの立ち往生は渋滞や事故を招きかねず、走行前に燃料の残量を確認するようあらためて呼び掛けている。

NEXCO西日本によると、給油所が無い区間が長いのは、
下り線、東九州道・延岡南ICから九州道・鹿児島ICへの233.4キロ
上り線、九州道・宮原SAから延岡南ICへの231.1キロ
上り線、九州道・桜島SAから延岡南ICへの211.1キロ-
など。
全国の各高速道路会社のデータと比較すると極端な遠回りをしない限り、延岡南ICから鹿児島ICへの233.4キロが日本で最長の給油所空白区間になる。さらに国が管理する蒲江IC-延岡南IC46キロにも無く、空白区間は279.4キロにも達する。
 
 各高速道路会社は、給油所の配置間隔について「100キロを基本とし、利用状況を勘案して150キロ程度まで許容する」との方針だが、NEXCO西日本九州支社によると、交通量が少ない区間ほど給油所が少ない傾向にある。
「給油所を運営するテナントが赤字だと存続を無理強いできない。賃料値下げなどで出店を促しているがなかなか難しい」と同九州支社は述べているという。
 
全国の給油所数は2012年3月時点で約3万7千カ所。最も多かった1995年3月から約4割減少している。経営者の高齢化や過疎地の増加、エコカー普及によるガソリン需要の減少が廃業の要因で、公共交通機関も少ない地方を中心に給油所空白地が広がっている。
 日本自動車連盟(JAF)の13年度の調査では、高速道路での車のトラブルのうち燃料切れはタイヤのパンク約3万1千件に次ぐ約1万3千件にも上っている。
JAF宮崎支部は「特に片側1車線区間が多い東九州道で立ち往生すると、後続車の妨げになり事故につながる」と指摘している。
JAFに救援を頼めば非会員なら2万円近い代金が必要になる。加えて燃料の確認を怠ったとして高速自動車国道等運転者遵守事項違反で反則金(普通車は9千円)も納めなくてはならない。
GW南九州道を走る車はガソリン補給には十分注意が必要だ。
記事参照:西日本新聞

NEXCO西日本は、ガソリンスタンド設置業者が儲からなければ、車の安全面から、儲けを保証してでも設置させるのが道路安全管理者としての義務ではなかろうか。これでは、片側一斜線で、ガス欠で止まる確率が高くなり、南九州道は決して安全な道路とはいえなくなる。

高速 ガソリンスタンド

[ 2014年4月28日 ]
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