アイコン 道交法改正初の「発覚免脱」で直方市の男を逮捕

福岡県警は27日、福岡県飯塚市の国道で、無免許で飲酒運転をして事故を起こしたあと、飲酒運転を隠す目的で逃走したとして、直方市の40歳の男が、新たに設けられた無免許での「発覚免脱」などの疑いで逮捕した。この容疑での検挙は全国初。
容疑者の男は、今月20日、福岡県飯塚市の国道のバイパスで、無免許で飲酒運転をして対向車線を逆走して軽乗用車と衝突、運転していた24歳の女性に軽いけがをさせたうえ、飲酒運転を隠す目的で逃走、無免許での「発覚免脱」と、「ひき逃げ」の疑いが持たれている。

容疑者の男は、昨年9月、飲酒運転をしたとして免許取消処分を受け、当日は同僚の家や飲食店で酒を飲んだあと、同僚に車を借りて、帰宅する途中だったという。
容疑者の男は認めているという。
道交法の改正は、飲酒運転で事故を起こしたドライバーが、発覚を逃れて逃走する悪質なひき逃げがあとを絶たないという批判を受け、5月20日からこうした行為を罰する「発覚免脱罪」という新たな罪が設けられ、刑の上限が引き上げられている。

 

[ 2014年5月28日 ]
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