アイコン (株)太陽商会上場廃止へ 粉飾決算で課徴金支払命令も/金融庁  

金融庁は27日、名証セントレックスに上場している(株)太陽商会(東京都渋谷区神宮前6-35-3、代表:酒井勝一)が、上場廃止を免れようと決算を粉飾していたとして、1200万円の課徴金を支払うよう命じた。
太陽商会は、昨年3月期決算で、当時の社長が自分の資金を会社の口座に振り込んで利益があったように見せかけるなど、上場廃止を免れるために決算を粉飾していたとして、証券取引等監視委員会が課徴金の支払いを命じるよう勧告していた。

これを受け金融庁は、有価証券報告書などの虚偽記載に当たり、金融商品取引法に違反するとして、勧告どおり会社に対し1200万円の課徴金を支払うよう命じた。
一方、名古屋証券取引所は来月28日付けで「太陽商会」の上場を廃止することを決定し、整理銘柄に指定した。
下記表の2013年3月期の決算数値は、粉飾されたものであり実質債務超過、名証規定の2期連続粉飾決算に抵触し、同規定の時価総額2億円割れ状態も続いていた。

こうしたなか、5月27日、同社の株価は9円も値上がりし93円(最高値110円)となっている。銭に目が眩んだハゲタカ=守銭奴どもが意図して吊り上げたのだろう。一挙に底なし沼に陥ることになる。
ただ、上場廃止の来月28日まで整理銘柄、その間取引でき、守銭奴どもに弄ばれることになる。提灯さんはくれぐれも火傷しないように。

連結/百万円
11/3期
12/3期
13/3期
売上高
385
38
221
営業利益
-37
-147
36
経常利益
-31
-135
43
当期利益
-56
-55
50
総資産
136
47
162
自己資本
13
-42
7
資本金
499
40
40
有利子負債
---
2
17
自己資本率
9.6%
‐%
4.3%
携帯電話コンテンツ運営から転換し、企業の戦略策定・実行支援を手掛け、不動産業にも参入している。
 

[ 2014年5月28日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索