アイコン 5月の住宅着工戸数 ▲15.0%減 分譲マンション▲43.3%の大幅減 賃貸物牽引

5月の新設住宅着工は, 貸家は増加したが, 持家, 分譲住宅が減少したため, 全体で減少となった。(日銀の資金垂れ流しと低金利下により、投資用の賃貸マンションばかりがバブル化したままとなっている。こうした投機目的の建物増は 都市圏で不動産価格を大幅に上昇させている)

1.総戸数
○新設住宅着工戸数は 67,791戸。
・前年同月比 15.0%減, 3ヶ月連続の減少。
○新設住宅着工床面積は 5,785千㎡。
・前年同月比 19.4%減, 4ヶ月連続の減少。
○季節調整済年率換算値では 87万2千戸。

2.利用関係別戸数
(1)持家(注文住宅)
○持家は 22,288戸(前年同月比 22.9%減, 4ヶ月連続の減少)
・民間資金による持家は 20,056戸(同 22.4%減, 3ヶ月連続の減少)
・公的資金による持家は 2,232戸(同 26.7%減,13ヶ月連続の減少)
民間資金による持家が減少し, 公的資金による持家も減少したため, 持家全体で減少となった。

(2)貸家(賃貸マンション、1R賃貸マンション、アパート、貸家)
○貸家は 27,434戸(前年同月比 3.1%増, 15ヶ月連続の増加)
・民間資金による貸家は 24,730戸(同 6.0%増, 15ヶ月連続の増加)
・公的資金による貸家は 2,704戸(同 17.6%減, 先月の増加から再びの減少)
公的資金による貸家は減少したが, 民間資金による貸家が増加したため, 貸家全体で増加となった。

(3)分譲住宅
○分譲住宅は 17,437戸(前年同月比 27.1%減, 4ヶ月連続の減少)
・分譲マンションは 7,307戸(同 43.3%減, 4ヶ月連続の減少)
・一戸建建売住宅は 10,026戸(同 7.9%減, 先月の増加から再びの減少)
マンションが減少し, 一戸建住宅も減少したため, 分譲住宅全体で減少となった。

3.地域別戸数
○首都圏 総戸数(前年同月比 20.8%減)
持家(同 21.4%減),貸家(同 4.3%増),分譲住宅(同 38.4%減)、うちマンション(同 56.2%減),うち一戸建住宅(同 9.4%減)
○中部圏 総戸数(前年同月比 4.6%減)
持家(同 23.6%減),貸家(同 18.3%増),分譲住宅(同 6.7%増)、うちマンション(同 24.7%増),うち一戸建住宅(同 1.5%増)

○近畿圏 総戸数(前年同月比 18.6%減)
持家(同 25.8%減),貸家(同 19.0%減),分譲住宅(同 15.3%減)、うちマンション(同 14.3%減),うち一戸建住宅(同 15.5%減)

○その他地域 総戸数(前年同月比 10.7%減)
持家(同 22.6%減),貸家(同 9.0%増),分譲住宅(同 15.5%減)、うちマンション(同 29.2%減),うち一戸建住宅(同 2.1%減)

4.その他
○建築工法別
・プレハブは, 10,672戸(前年同月比 3.9%減,21ヶ月ぶりの減少)
 

[ 2014年6月30日 ]
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