アイコン ユニクロ 秋・冬物から5%値上げへ 材料の高止まり 円安で輸入価高

「ユニクロ」を運営する「ファーストリテイリング」は、綿やウールといった原材料の価格が上昇していることなどから、今夏以降に発売する秋物と冬物の新商品の価格を従来の商品と比べ、5%程度引き上げることを決めた。
これは、衣料品の原材料となる綿やウールなどの価格が上昇していることに加えて、円安の影響により、海外で加工した商品を輸入する際のコストが増えているため。
会社側は、これまで値上げを抑えてきたものの、今後も原材料価格の高止まりが続けば、商品の質を維持するのが難しいため、値上げに踏み切ったと説明している。

その一方で、ズボン向けに伸縮性のある素材を増やしたり、冬物の商品の保温性を高めるなど機能を向上させることで、消費者の理解を得たいとしている。
ユニクロは、今年4月の消費税率の引き上げの際、商品の価格に増税分を転嫁しているが、その後も売り上げが前年同月比を上回る状況が続いている。

5月の国内ユニクロの売上高は、直営店(840店)とダイレクト販売の合計売上高が7.4%増(客数2.1%増、客単価5.1%増)となった。天候に恵まれ、月を通して夏物商品が順調に推移し前年同月を上回った。
4月は、合計売上高は7.0%増、客数2.7%増、客単価4.2%増となった。4月は増税にもかかわらず、気温上昇に伴い、春物商品の販売が好調に推移したとしていた。

 最近のユニクロは販売価格の低下を抑えるためか、在庫一掃の格安商品の販売が少なく、ファストファッション全盛期にあり、全般的にそう安さを感じなくなってきている。

[ 2014年6月10日 ]
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