ばんせい証券/自社運用の損失2億6千万円顧客に付け替え/行政処分へ
自分とこの損失を客に付け替えるなどとんでもない証券会社と投資顧問が出た。
東京の「ばんせい証券」(旧萬成証券)が、運用で出た損失2億6000万円を不正に客に付け替えていたとして、証券取引等監視委員会が行政処分をするよう、
近く金融庁に勧告することが関係者への取材で分かったと報じられている。
勧告の対象となるのは、ばんせい証券(東京都中央区新川一丁目21番2号茅場町タワー)。
ばんせい証券は4年前、みずから運用していたファンドで2億6000万円の損失が出た際、一般の客が投資する別のファンドに損失を付け替えていたという。
さらにこのうち2億円は、関連会社のばんせい投信投資顧問の客の年金基金が投資する別のファンドに付け替え直し、最終的に年金基金が2億円、一般の客が6000万円の損失を被ったという。
証券取引等監視委員会は、客の利益を不当に害したなどとして、ばんせい証券とばんせい投信投資顧問に対して行政処分をするよう、近く金融庁に勧告する方針。
ばんせい証券(旧萬成証券)は明治41年京都の藤井家が先物商品取引業として創業した老舗証券会社、先物から最近では証券に力を入れ、昨年の売上高は41億円余りを計上している。
[ 2014年6月11日 ]
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