アイコン ローソン地獄 当時新浪剛史率いる本部も看過した暴行・恐喝事件 従業員をチェーンでメッタ打ち

Business Journal がローソン店舗、ローソン本部などを訴えた従業員暴行事件の凄惨で壮絶な裁判内容を次のように掲載している。

ローソンを率いた新浪剛史元代表のローソンの店舗管理が、いかに杜撰だったか、浮き彫りになっている。
ローソンの筆頭株主は、天下の三菱商事だ。
 
ローソンの東京都内の店舗で、殺されていても不思議ではないほどの凄惨な暴力が横行し、東京地裁で係属中の事件がある。
 裁判資料によれば、被害を受けたA氏(仮/男)は、2010年9月にローソン加盟店のエースでアルバイトを始めた。エースはローソン蔵前三丁目店、小島二丁目店、新御徒町店の3店舗を運営していた(現在、ローソン加盟契約は解除されている)。

A氏は作業が遅いなどと、エースのB社長(仮名/男性)、C店長(仮/男)から注意されるようになり、ほどなくして暴行を受けるようになったが、A氏は「がんばれば正社員になれる」との言葉を信じ、耐え続けた。

エスカレートする暴行
その暴行の一部を時系列で追うと、次のようになる。
・10年11月:C店長とA氏はエースのほかの従業員と共に、東京・台東区上野の居酒屋で深夜まで飲んだ。A氏が眠気に耐えていると、C店長は「寝るな」と鼻の頭複数カ所に火のついたタバコを押しつけた。A氏の鼻は陥没し、治療に1カ月以上を要した。同年12月、再度、居酒屋でC店長はA氏の鼻にタバコを押し付けた。

・11年1月:A氏はB社長、C店長、その他の従業員らと上野のカラオケ店へ行った。そのとき、A氏が酒を飲まなかったことに腹を立てたC店長は、A氏の頭を10~20回殴打した。

・同年7月:B社長は、新御徒町店の冷蔵室で、A氏の仕事の手順の悪さや遅さに腹を立て、竹棒でA氏の背中を2発殴った。A氏はあまりの痛みにうずくまった。

・同月:居酒屋でB社長は理由もなく、A氏の右手甲の静脈に焼き鳥串を刺し、血が噴出。B社長はズボンに血が付着したと激怒した。

・同年8月:居酒屋でB社長は、唐突に陶器の灰皿でA氏の頭を殴った。灰皿は2つに割れ、A氏は頭部から流血し、エース従業員が慌てておしぼりを当て、止血した。

・同月:店舗内で、A氏の仕事のミスに腹を立てたC店長が、竹棒でA氏の頭部を20数回殴打し、A氏の頭は流血した。

・同年9月:C店長は、飲み会の席でA氏が寝たことに腹を立て、A氏の背中に噛みついた。A氏の背中には、その時の傷痕がいまだに残っている。

・同月:A氏が小島二丁目店で勤務していると、B社長、C店長がA氏を暴行するための道具を近隣の百円ショップで購入した、と言い、バックルームに呼び出した。そこには、鍋、自転車のチェーンロック、スプーンがあった。B社長は、まず鍋でA氏の頭部を数回殴打。その次に、チェーンロックをムチのように振り回して、錠の部分でA氏の鎖骨を強打。A氏は、右腕で防御したが、さらに右頭部などを殴られた。するとC店長は「俺にもやらしてくださいよ」と代わってチェーンロックを振り回し、A氏の背中を強打した。次に、B社長は金属製スプーン(長さ約15cm、皿の部分が直径約5cm)を持って、A氏の頭部や手の甲を執拗に殴打した。A氏の両手の甲は腫れ上がって変色した。するとC店長は、隠蔽するため、店内の商品のファンデーションをA氏の手に塗って目立たなくした。
・・・・中、省略
2011年3月~9月:B社長、C店長はエースの飲み会代を全額A氏に負担させるようになった。A氏が後日、清算しようとすると、「早いうちに回収しないお前が悪い」と言って一切払わなかった。しかも、B社長、C店長は、キャバクラや高級クラブの支払いもA氏にさせており、一晩で30万円もするクラブの支払いも強要した。また、B社長とA氏は家が近く、A氏の負担でB社長をタクシーで送り届けることも複数回あった。A氏が負担した飲食代はカード明細だけで200万円超、現金支払いを含めると優に300万円を超えていた。
 
・・・・中、省略
 なお、エースを3年以上(08年6月~11年12月まで)担当していたローソン本部社員のスーパーバイザー(SV)は、内情に精通していた。B社長に対しては「これ訴えられたら負けるよ」「そろそろやばいからね」などと発言しており、A氏がエアガンで撃たれるところや暴行を受けているところを見ていたとして、A氏はローソン本部の指導監督義務違反と訴えている。

 これに対しローソン本部は、加盟店に対して本部が指導を行うのは店舗経営上のアドバイスにとどまり、労使関係など加盟店内部の問題はノータッチである、との論旨を展開。
SV(ローソン本部社員の店舗管理のスーパーバイザー)については、当時付き合っていた従業員からパワハラのことは聞いておらず、暴行を認識していなかったと主張した。

 このようにローソン本部が否定したのを受けて、A氏はSVとの会話の音源を証拠として法廷に提出した。その音源では、暴行について「○○さんはどう思っていましたか?」とA氏が問うと、SVは「影響すると嫌だから多く言いたくないけど、社長には注意していた」「引っぱたいていたのは知っている」「(B社長に対し)『これ、訴えられるよ。だから、やめな』っていうふうには言っている」「『そろそろやばいからね』とも言っている」「すごいボコボコに殴っているのを見た」などと述べている。
 

[ 2014年7月 2日 ]
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