長崎県佐世保市に本社を構えるジャパネットたかた。高田 明社長の強烈な個性のためか、「TV通販」「家電のジャパネット」というイメージが強い。しかし、その実態は紙媒体からラジオ・ＴＶ・ネット・スマホへ、扱う商品は、リーマンショック後の家電ＥＣＯポイントまで家電中心だったが、その終了直後からは食品まで手掛ける「総合通販会社」に変身させ、業績を向上安定させた。

２０１２年８月には東京進出を果たし、新体制作りも行ってきた。陣頭指揮を執る高田旭人副社長は「人材開拓やパートナーシップにさらなるスピード感を持たせたい」と強調していた。
家電ＥＣＯポイント終了による業績の落ち込みを最小限に食い止め、再度浮上させ、成長路線に回帰させた高田明社長の経営手腕は見事としか言いようがない。今回、副社長として奮闘してきた可愛い息子に、社長の座を譲ることにしたもの。また、会長にもならないという高田明社長の旭人副社長に対する信任はこれまでの実績もあり厚い。

＜社長になる高田旭人副社長のプロフィール＞
1979年長崎県佐世保市生まれ（３５歳）。
東京大学教養学部卒業後、
野村証券へ就職、
2003年にジャパネットたかたへ入社。
2005年商品仕入部門本部長を経て、
2006年福岡コールセンターのセンター長に着任、
2010年ジャパネットホールディングス傘下でコールセンター事業を担うジャパネットコミュニケーションズを設立、代表取締役に就任。
同じく2010年商品管理部部長として春日井物流センターの管理者を兼任。
2012年7月ジャパネットたかた取締役副社長、ジャパネットコミュニケーションズ取締役として、主に東京オフィスの現場指導に力を注いでいる。