アイコン 米下院 オバマ大統領を職権乱用で訴訟へ 本人は政治的ショーと

アメリカは、常に上院が民主党、下院は共和党が過半を占めている。政策の牽制が行われている。両院を共和党が有した時には世界中で戦争ごっことなる。
アメリカ議会下院で多数を占める野党・共和党は、オバマ大統領が議会の承認なしに大統領の権限を乱用して政策を実行しているとして、裁判所に提訴するための決議を採択した。
現職の大統領が議会から提訴されるのは異例のこと。

オバマ大統領は、議会で思うように法案を通すことができないなか、大統領令など、みずからの権限を使って、政府職員の最低賃金引き上げなどの政策を実行している。
これに対し、野党・共和党は、「職権の乱用だ」として、オバマ大統領を裁判所に提訴するための決議を提出した。
30日の下院本会議で決議の討論が行われ、共和党が「オバマ大統領を止めなければならない」などと主張したのに対し、民主党は「提訴は大統領の信頼を傷つけるものだ」などと反論。
決議は、共和党が多数を占める下院で採決が行われ、賛成多数で採択された。
これを受けて、共和党は、下院として、近く提訴に踏み切る方針で、現職の大統領が議会から提訴されるのは異例のこと。
共和党としては、本年11月に議会の中間選挙が迫るなか、オバマ大統領への攻勢を強め、議席拡大につなげたい考え。
一方、オバマ大統領は演説で、「共和党が協力しないから、私は自分自身で仕事をしているだけだ。提訴は政治ショーにすぎない」と反論していて、与野党の攻防は激しさを増している。
以上、

予算枠の問題など、両院は常に攻防を繰り拡げており、世界経済に影響を与えた昨秋のこともある。しかし、互いに牽制しあうのも必要だ。どっかの国のようにならないように。

 

[ 2014年7月31日 ]
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