アイコン 桂銀淑 ポルシェのリース料払わず詐欺罪で起訴(韓国)

韓国の聯合ニュースは8月3日、ソウル中央地検が同日、高級車のリース料金を支払わなかったとして、歌手の桂銀淑さん(53)と知人を詐欺罪で在宅起訴したと明らかにしたと報じた。
桂さんらは4月、出演料として2億ウォン(約2000万円)を受け取ることになっていると説明し、ポルシェの「パナメーラ」を、月数百万ウォンでリースす る契約を業者と結んだ。しかし、借りた車をすぐに担保に入れ、消費者金融から借金。リース料を全く払わなかったとして告訴されていた。

<日本での活躍と没落>
桂銀淑は、2007年11月に覚せい剤所持で逮捕され、2008年8月に韓国にやむなく帰国した
1977年に広告モデルとして芸能界での活動を始めた桂銀淑はハスキーな声を武器に1979年「歌って踊って」で歌手としてデビュー。翌年、韓国MBCの「10大歌手歌謡祭」で新人賞を受賞し、スターの仲間入りを果たした。その後、日本の作曲家・浜圭介氏の目にとまり、1985年に『大阪暮色』で日本デビューを飾った。その年に全日本有線放送大賞で新人賞を獲得し、紅白歌合戦には1988年から7年連続で出場するなど日本で活躍した大物歌手となっていた。

<事務所独立・転落へ>
 しかし、1996年、当時の所属事務所から独立してから、人生の歯車が狂い始める。「新事務所を作る際に、銀行から借りずに知人から大金を借りてしまったんですね。しかも、そのお金も泥棒に盗まれたり…」と・・・。

<韓国の実業家と離婚・借財抱え3億円> 
1998年に夫(1992年に結婚した韓国人実業家)と離婚、元夫の借金を被ることになり、どんどん借金が膨れ上がった。
そうしたトラブルに加えて、更年期障害にも悩まされていて、満足に歌を歌うことさえできなくなっていた。
 一時、借金は3億円にも膨れ上がり、2001年には、その独立した事務所からも2億5000万円の返済を求めた裁判まで起こされていた。

<うつ病に>
 こうして心身共に追い詰められた彼女は、2002年、うつ病に。「もう人と話すのも嫌になって、せっかくのコンサートもキャンセルしたり…。当時は自分がうつ病だという自覚もなくて、ただ“死にたい”と思い詰める毎日。 でも、当時は年老いた母と私の2人だけの暮らしでしたから、私が自殺したら残された母はどうなるのか。そう考えると死ぬこともできなくて…。最後は医者を頼って、なんとか生きながらえたんです」と・・・。

<芸能再活動・麻薬所持逮捕>
2007年、テレビ番組を含めメディアに積極的に出演、全国ツアーも再開。東京では初めて明治座でコンサートを開催した。
しかし、トラブルを解消し、新曲にコンサートにと、完全復活に向けて順調に思われていた矢先の同年11月26日、覚せい剤取締法違反(所持)で現行犯逮捕。
懲役1年6ヶ月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の判決。韓国へ国外退去処分を受け2008年8月2日帰国した。

<韓国で芸能活動>
2010年3月26日、韓国ソウル市キャピタルホテルにてディナーコンサートを開催するなど、韓国では活動を復活させていた。
2011年5月3日には、フジテレビ系『芸能界の告白』にソウルの自宅で執行猶予明けの瞬間を公開した。「日本に帰ってファンや関係者に謝罪したい」「(日本に行くことは)何年かかってもあきらめない」と発言したものの、未だ再入国が出来ない状況にあった。

彼女は、韓国人としての誇りと一緒に暮らす母への思いから、日本への帰化への誘いを拒絶、しかし、事務所独立による失敗(収入は一時的に増加するが、プロデュースできず、TV出演や公演活動が大幅減少、殆ど失敗に終わる)、金銭トラブル、離婚、元夫の借財背負う、うつ病、麻薬、有罪・国外追放処分、帰国、韓国で芸能活動・・・。
2014年2月日韓同時販売のアルバムを出し芸能活動復活、金のかかる生活、稼げる日本へ再入国できず・・・。

桂銀淑が本年2月、韓国で32年ぶりに活動を決心した理由はお母さんのためとされる。糖尿とアルツハイマーを患っている90才のお母さんが韓国舞台に立つ娘を見たがったため。幼い頃から母と2人きりで暮らした桂銀淑にとってお母さんは特別な存在だという。
ただ、韓国ではK-POPPO全盛、反日嫌韓の日韓関係、尾を引く麻薬事件・実らぬ日本での活動。
しかし、まだ53歳、日本へ渡航できれば演歌歌手と復活できる年齢でもあるが・・・。

彼女もまた、こうした女性芸能人に付き物の男運がなかったようだ。
このまま「元祖韓流歌手 桂銀淑」は消え行くのだろうか。
(米日韓のハスキーボイス:ヘレン・メリル、沢たまき、桂銀淑)

最近の姿・本年2月の韓国でのカムバック公演

[ 2014年8月 4日 ]
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