アイコン 旧「岩田屋伊勢丹」の(株)県民百貨店(熊本市)/来2月末で閉店

県民百貨店熊本市の百貨店「県民百貨店」は、2015年2月28日をもって閉店すると発表した。
同 社は1973年「岩田屋伊勢丹ショッピングセンター」として開業、1993年には伊勢丹撤退により「熊本岩田屋」となり、その後2002年岩田屋の経営不 振から撤退を表明、03年、地元有志の出資と阪神百貨店の支援を受け「くまもと阪神」として営業を再開し、11年からは支援契約の満了に伴い「県民百貨 店」として営業していた。
しかし、不況からの熊本経済の不振、大規模郊外型ショッピングセンターの進出などから業績不振が続いていた。今般、同百貨店を含む一帯が桜町再開発として再開発されることになり、同社は閉店することを決定したもの。

<閉店の挨拶>
平成26年8月
株式会社 県民百貨店 代表取締役社長 松本 烝治
この度、皆様方に永年ご愛顧いただきました県民百貨店を平成27年2月28日(土)をもちまして閉店させていただくこととなりました。
桜町再開発に伴い弊社といたしましては、移転して新店舗での百貨店として営業継続に向け移転先をあたっておりましたが、お客様のご期待にお応えできる形での移転先を見出す事が出来ず、やむなく閉店を決断した次第であります。
弊社といたしましては、平成15年2月、14万人もの署名を頂き、くまもと阪神として開店を迎えることができましたことを思えば、苦渋の決断となりました。
思い起こせば熊本城のお膝元にあたる、この桜町で岩田屋伊勢丹・熊本岩田屋・くまもと阪神・県民百貨店と社名や屋号は変わりましたが、40有余年にわたり皆様方にご支援、ご愛顧いただきましたことに改めまして深く感謝申し上げます。
今日までご愛顧頂いたお客様には大変ご不便をお掛けする事になり、またご期待に沿えませんでしたことに対し、誠に申し訳ない限りですが、何卒、事情ご賢察の上、ご理解いただきますよう 謹んでお願い申し上げます。


 

[ 2014年8月15日 ]
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