アイコン 米輸出依存度98%の韓国製油田用鋼管ダンピング認定 輸入平均価の半額で輸出

2014年8月22日、アメリカに輸出されている韓国製の油田用鋼 管について、アメリカの国際貿易委員会は、不当に安い価格で販売されているとの最終判断を下した。最高15.75%の反ダンピング関税を賦課するとのアメ リカ商務省の措置が確定し、韓国企業は大きな打撃を受けることになる見通し。
韓国がアメリカに輸出している油田用鋼管については、アメリカの鉄鋼 メーカー9社が、不当に安く販売していると訴えていたもので、アメリカの国際貿易委員会は22日、韓国、インド、台湾、フィリピンなど6ヶ国から輸入して いる油田用鋼管について、不当に安い価格で販売されているとの最終判断を下した。
この決定によって、韓国製の鋼管に対し、最高15.75%の反ダンピング関税を賦課することをすでに決めていたアメリカ商務省の措置が確定し、韓国企業にとっては、製品の98.5%をアメリカに輸出しているだけに、今後大きな打撃を受けることになる見通し。
油田用鋼管は、原油や天然ガスの採取に使われる高強度のパイプで、韓国はアメリカに対し、2012年には8億3000万ドル分相当を輸出している。

2013年7月韓国の中央日報は、米国鉄鋼企業などは、韓国産の油田用鋼管(OCTG)がダンピング(不当廉売)で輸入されているとして米国国際貿易委員会(ITC)に反ダンピング調査を要請する請願書を出した。
  3日、韓国貿易協会ワシントン支部によればUSスチールなど米国鉄鋼製造企業9社は韓国・インド・フィリピンなど9カ国が輸出している油田用鋼管が、米国でダンピングされて被害を受けると主張してこれらを提訴した。
訴えられた韓国内企業はアジュベスチール(AJU BESTEEL)、大宇インターナショナル、東部製鉄、ヒュースチール(HUSTEEL)、現代ハイスコ、日進鉄鋼、金剛工業、NEXTEEL、NEXTEEL QNT、世亜製鋼など10社。インドとトルコ産の製品に対しては相殺関税も共に提訴した。
油田用鋼管は、原油や天然ガスの採取に使われる高強度パイプで、韓国で製造された製品の98.5%が米国に輸出されている。米国内での占有率も高い。昨年の米国の全体輸入量343万トンのうち25%に達する約87万トンが韓国産。
  一方、韓国産の輸入単価は2012年1トンあたり954ドルで、1,344ドルの輸入平均価格の71%程度に過ぎなかった。また今年第4四半期の平均輸入単価は1トンあたり898ドルで1,647ドルの平均価格の半分水準であることから米国企業などがダンピング疑惑を提起したと見られると報道していた。
以上、

輸出依存度の高い韓国企業であるが、鉄鋼分野も中国から追い立てられる中、得意の油田用鋼管を米国でダンピング認定されたら、韓国の鉄鋼業界は大変だろう。技術はどっから習得したのだろう。

[ 2014年8月25日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索