アイコン 7月の外食産業市場動向 ▲2.5%現 ディナーは好調/日本フードサービス協会、

<全体概況>
 7月は、台風第8号の上陸や梅雨前線の停滞などにより、全国のあちこちで大雨の被害が大きく、外食の客数は▲3.9%減少した。客単価は1.4%と前年を上回ったものの、全体の売り上げを押し上げるには至らず、売上高は▲2.5%減と2ヶ月連続して前年を下回った。

<業態別概況>
■ファーストフード業態

 ●全体売上は前年同月比▲5.6%減と下回った。
 ●洋風は、中国産鶏肉食材の問題とその風評被害の影響もあり、全体の売上は▲11.9%減と大きく前年を下回った。
 ●和風は、新メニューの導入等により客単価が上がり、前月に引き続き売上は前年を上回った。麺類は、出店増もあり売上4.2%増と好調が続いている。
持ち帰り米飯・回転寿司は、店舗数・客数が減少し、売上は▲3.7%減となった。その他は、メディア露出等により「カレー」が引き続き好調で、売上は前年を上回った。

■ファミリーレストラン業態
 ●悪天候の影響で洋風の客数が減り、全体の客数は▲2.0%減と2ヶ月連続して前年を下回ったが、売上は1.1%増と前年を上回った。
 ●業種別にみると、洋風は客数減が売上に影響したが、和風・焼き肉は客数、売上ともに堅調に推移した。

■パブ・居酒屋業態
 ●全体の客数は▲5.1%減、売上は▲6.1%減と前年を下回った。
 ●パブ・ビヤホールは、キャンペーンを実施して好調な店がある一方、ビアガーデン等は雨天の影響を受けた結果、売上は▲2.7%減となった。

■ディナーレストラン業態
 ●天候不順に多少の影響を受けたものの、新店効果もあり客数は6.2%増、売上は8.8%増となった。

■喫茶業態
 ●季節メニューの投入やキャンペーンの実施を続けるも、台風等の悪天候で客足が落ち、売上は前年同月比▲0.5%減となった。

日本フードサービス協会は、外食産業への(中国の)鶏肉問題の影響は限定的だが、8月も大雨や天候不順の影響が懸念されるとしている。
 

[ 2014年8月26日 ]
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