(株)沖崎組/民事再生申請
土木工事の(株)沖崎組(大阪府堺市中区深阪2420、代表:沖崎正志)は8月25日、申請処理を益満清輝弁護士(電話06-6361-1841)に一任して、大阪地方裁判所へ民事再生法の適用申請を行った。
負債額は約9億円。
官庁工事の元請工事が減少、大手ゼネコンからの薄利受注が拡大する中、資材・労務費高騰に見舞われ、収益性を大幅に悪化させていた。
一部のケチ臭い大手ゼネコンは、自らの利益だけを念頭に、下請け企業を見放している。
今回の措置でしばらく、官庁工事の元請ができなくても下請受注があり、民事再生は可能だろう。取引のある大手ゼネコンは、発注で面倒を見る必要もあろう。
(株)沖崎組の財務内容と業績 平成25年3月期 /千円
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科目
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金額
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科目
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金額
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流動資産
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795,973
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流動負債
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378,199
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固定負債
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436,012
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固定資産
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283,134
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自己資本
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264,896
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(資本金)
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50,000
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資産合計
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1,079,107
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負債+資本計
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1,079,107
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売上高
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粗利益
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経常利益
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自己資本率
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2,175,096
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140,475
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2,937
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24.5%
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・土木工事主力の建設会社、建築工事も。固定資産の評価が問題だったのだろうか。原価コストの上昇から採算性を悪化させていた。
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[ 2014年8月28日 ]
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