アイコン フタバ産業元常務らの不正融資に実刑判決

フタバ名古屋高等裁判所は10日、大手自動車部品メーカー「フタバ産業」の元役員らによる不正融資事件で、業務上横領などの罪に問われた元常務に、1審に続いて懲役2年6ヶ月の実刑判決を言い渡した。
フタバ産業の元常務、市川康夫被告(66)は、6年前、当時の執行役員とともに関連会社に対して約15億円の不正融資を行ったなどとして、業務上横領などの罪に問われた。

市川元常務は「12億円分については関わっていない」と主張したが、1審が実刑判決を言い渡したため控訴していた。
10日の2審判決で、名古屋高等裁判所の木口信之裁判長は「被告が事前に不正融資について報告を受けて了解していたという元執行役員の証言は信用できる」と指摘し、元常務の主張を退けた。

そして「横領の額が高額で、会社に及ぼした影響が大きく、弁償もしていない」として1審に続いて、懲役2年6ヶ月の実刑を言い渡した。
この事件では、元執行役員も、今年7月に2審で懲役2年4ヶ月の実刑判決が言い渡され確定している。
問題は、フタバ産業から取引の名古屋市のA社を挟んで、役員らが出資する会社にお金が渡っていること。


 

[ 2014年9月11日 ]
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