米疾病対策センター/エボラ出血熱の対応策の政府指針策定
米疾病対策センター(CDC)は27日、米国内でエボラ出血熱の発症者が相次ぎ、複数の州が独自の検疫強化策を発表するなど混乱が続いていることを受け、連邦政府としての統一的な運用指針を新たに策定し発表した。
新指針は、発症リスクの高低によって対象者を4段階に分類している。
発熱などの症状ありの場合と、症状なしの場合に分け、隔離や経過観察などの措置を示した。
西アフリカの流行国などで患者の血液などに直接触れた「高リスク」の人は、症状が出ていなくても、旅行や大勢が出入りする場所への出入りが禁止された。
発症した患者に3フィート(約90センチ)以内まで近付いた「中リスク」の人も、状況によっては旅行などを禁じる。
なお、CDCによると、発症前の感染者からの感染はないとされている(SEXなども考えられ疑問の余地あり)。
アメリカでは、州によって西アフリカからの入国者帰国者を隔離するところも現れている。オバマ大統領は人権侵害に当たるとして問題視しているが、感染者が入国してから発症するケースもあり、水際での有効な対策はない。
エボラウイルス 潜伏期間と発症経過
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感 染
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潜伏期間
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2~21日間
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発 症
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病状 期間と症状
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1~5日間 ⇒
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発熱
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下痢
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筋肉痛
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5~7日間 ⇒
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腹痛
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下痢
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吐き気
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7~10日間 ⇒
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内出血
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外出血
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臓器不全ショック
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WHOによる推定死亡率は71%
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[ 2014年10月29日 ]
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