投資DVDのNINE、Regaloe、サンクチュアリ/業務停止処分 学生だまし商法
消費者庁と東京都は27日、投資のコツを教えるという50万円余りのDVDを、目的を告げずに大学生を呼び出して販売していたなどとして、特定商取引法に基づき、東京の3つの会社に対し、3ヶ月間勧誘業務を停止するよう命じた。
DVDの売上額は少なくとも7億円に上るという。
勧誘業務を停止するよう命令を受けたのは、いずれも東京都内の訪問販売業者で、中央区の「NINE」、千代田区の「Regaloe」と「サンクチュアリ」の3社。
3社は遅くとも3年前から、大学生などに対し、先物取引の投資のコツを教えるという56万円のDVDを、目的を告げずに喫茶店などに呼び出して販売したり、「内容のとおりに投資すれば50万円ぐらいすぐにもうかる」と嘘をつくなどして、購入を勧めていたという。
消費者庁と東京都は、こうした勧誘方法が特定商取引法に違反するとして、これらの3つの会社に対し28日から3ヶ月間、勧誘業務を停止するよう命じた。
これらの会社からDVDを購入したのは、関東地方の男子大学生を中心とした少なくとも約2800人で、売上額は少なくとも合わせて7億円に上るという。
こうした投資のコツを教えるというDVDに関する大学生などからのトラブルの相談は、昨年度、全国の消費生活センターに382件寄せられて前の年の2.4倍に増加し、今年度も、27日までに270件余りと、さらに急なペースで増えているという。
以上。
[ 2014年11月28日 ]
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