アイコン 7~9月期の設備投資5.5%増 中小に拡大 

財務省が発表した「法人企業統計調査」で、今年7月から9月までの企業の設備投資は、前年同期を5.5%上回り6期連続で増加した。
これは、製造業で、スマートフォン向けの電子部品の生産能力などが増えたことに加えて、非製造業でも、商業施設やオフィスビル開発のための投資が行われたことによるもの。

また、期間中の企業業績は、売上高が前年同期を2.9%上回り、5期連続の増収となったほか、経常収益も7.6%上回って、11期連続の増益となった。
 規模別では、資本金10億円以上の大企業の設備投資額が全体の55%を占めているが、10億円未満の企業の設備投資が旺盛となっている。
財務省は、景気は緩やかな回復基調が続いているという経済全体の傾向を反映したものとの見解を示している。
今回の調査結果は、今月8日に発表される今年7月から9月までのGDP=国内総生産の第二次改定値に反映される。

設備投資動向/財務省
 /億円
全産業
増減率
内製造業
増減率
2013年7~9月
89,424
1.5
31,075
-6.7
2013年10~12月
94,393
4.0
30,771
0.7
2014年1~3月
122,307
7.4
41,125
6.8
2014年4~6月
85,617
3.0
28,301
-0.8
2014年7~9月
94,383
5.5
34,444
10.8
業種2014年7~9月
 
 
金属製品
2,124
85.4
製造
 
食料品
3,093
-9.0
製造
 
情報通信機械
3,810
25.6
製造 
 
電気機械
2,393
20.4
製造
 
建設
3,207
-29.0
非製造
 
不動産
4,918
55.5
非製造
 
卸小売
13,714
10.8
非製造
 
サービス
10,273
11.3
非製造
 
電気業(家電等販売)
4,636
-15.4
非製造
 
規模2014年7~9月
 
 
10億円以上
52,221
0.8
 
 
1~10億円
16,783
17.7
 
 
0.1~1億円
25,379
8.6
 
 
 
[ 2014年12月 1日 ]
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