アイコン 原油60ドル台時代に

世界経済の不況により、石油の需要が減り下がるばかりの原油価格。11月27日開催されたOPEC総会では、利害関係が錯綜 しこれまでの産出量の調整は行われなかった。そのためWTIの先物価格はさらに下落し、70ドルも割り込んでいる。7月までは100ドル経過し、それが 11月末には68ドルまで3割以上下がるとは・・・・。
ただ、日本の場合は、円安でその約半分しか値下がりを享受できない。だが、その半分の値下がりでも4兆円の原油・LNG輸入額が減少するという試算もある。

これまで、円安に振れるたびに値上がり一方であった原油価格は、118円前後に至った円安にもかかわらず、原油価格が大幅値下がりするという日本経済にとって、この上ない時期に来ている。
(昨年の原油の平均価格110ドル、現在70ドル割れ、価格差40ドル、昨年の平均為替対ドル100円、現在118円・・・但し、いつまで続くかは不明だが、世界経済悪化で需給ギャップが生じての値下がり)

世界景気は低迷し続け、原油も天然ガスも大量輸入国であった米国では、自国の石油産出のほかにシェールガスやシェールオイル(シェールガス革命)の大量生産により、燃料価格は下がり、米国除く政界では不景気でニーズが限られ、大幅値下がりとなっている。
欧州経済は、やつと立ち直りつつあったが、ウクライナ問題でロシアとの経済制裁合戦で沈没している。ロシアは70ドルでは、年間1700億ドルの損失が出るといい、ループルが大幅下落している。

日本は嬉しい限りだ。

 

<WTI先物原油価格の推移>期間は6ヶ月の表
<WTI原油日足チャート>

[ 2014年12月 2日 ]
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