アイコン がんリスクあれこれ(12)身長の低い人高い人のガンのリスクとは?

<身長の低い人は食道がんリスク、高い人は大腸がん・前立腺がん・乳がんリスク>
背の高い人では、食道がんやその前がん病変のリスクが低いことが新たな研究でわかった。
米フレッド・ハッチンソンがん研究センター(シアトル)公衆衛生科学部門のAaron Thrift氏らの研究で、研究論文は「Clinical Gastroenterology and Hepatology」10月号に掲載された。

食道がんは、ほぼ全症例がバレット食道から生じる。米国における食道がん発生率は、1973年から2008年までに8倍に上昇した。Thrift氏らは、食道がん患者約1,000人、バレット食道患者約2,000人、いずれでもない数千人を対象とした国際研究のデータを分析した。
 その結果、約173cm(5フィート7インチ)未満の男性と約157cm(5フィート2インチ)未満の女性がバレット食道または食道がんになる可能性は、約183cm(6フィート)超の男性および約167cm(5フィート5インチ)超の女性の約2倍だった。
身長と疾患リスクの関連性は、年齢、学歴、喫煙、体脂肪、腹部肥満または胃食道逆流性疾患(GERD)の症状に影響されなかった。
 Thrift氏は、「大腸がんや前立腺がん、乳がんなどの多くのがんは身長が高いほどリスクが高くなるが、興味深いことに、身長と食道がんでは関係が逆になった。身長などのリスク因子を特定すれば、患者のリスクを定量化する精度の高い正確な方法を考案できるだろう」と話している。
http://consumer.healthday.com/

[ 2014年12月11日 ]
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