アイコン 5日NYダウ大幅下げ 株・ドル・原油のトリプル安 6日の東証荒れ模様予想

またギリシャがユーロ圏の火種になってきた。2011年11月 からEU連合から財政支援を受け緊縮財政を強いている与党の政策に対し国民が耐えられなくなっており、今月25日の総選挙で、緊縮反対派で最大野党の急進 左派連合の勝利がほぼ確定的となっている。すでにドイツのメルケル首相はギリシャのユーロ離脱もありうると公表している。すでにギリシャ資産の投売りが始 まっている情報もある。
こうしたギリシャの政治的な混乱から、債権市場もユーロ安が一段と進み、原油安にも拍車がかかり、ロンド市場ではBP(▲5.1%下落)やシェル(▲4.1%下落)の株価が大幅下落に見舞われ、証券市場も大幅下落した。エネルギー株は平均▲4.35%下落した。

この流れを受け、NYダウは、3ヶ月ぶりの▲331.34ドルの大幅安の17,501.65ドルとなった。特にエネルギー株は欧州の下落を受け平均▲4%も下落している。

ドルも119.60円と120円を割り込みドル安に、ユーロも142.73円と前日比1.93円の円高と大幅にユーロ安となっている。(ユーロ/ドルは1ユーロ1.19352ドル、昨年7月には1.36ドル台だった)

WTI原油は、前日比▲2.82ドル安の49.87ドルと50ドルを割り込んだ。

なお、6日の東証は、日経平均先物が▲310.00円安の17,070.00円と天気と一緒で大荒れが予想されている。

ロンドンFT100指数は▲130.64ポンド安の6,417.16ポンド、
ドイツDAX指数は▲291.57ユーロ安の9,473.16ユーロ
パリCAC40種指数は▲140.93ユーロ安の4,111.36ユーロとなっている。

ギリシャは、若年層の失業率が50%と異常値、緊縮財政政策だけでは再建の前に国民が疲弊してしまう状況に陥っている。
こうした中、ユーロ安の恩恵を一番受けたドイツが、ギリシャなどの産業支援に動かなかったことが、先が見えない2011年11月から続く緊縮財政策にギリシャ国民が耐えられなくなっている原因との見方もある。
財政危機にあった自国経済が大きいスペインやイタリアでは、車の販売がプラスに転じるなど、回復傾向にあるが、フランスは逆に低迷している。
 

[ 2015年1月 6日 ]
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