アイコン 桜島、火砕流の可能性 山体膨張

鹿児島地方気象台は6日、鹿児島県・桜島で大きな噴石や火砕流が、噴火に伴って発生する可能性があると発表した。
今年に入って山体が膨張している兆候を継続的に観測したためで、周辺の住民に注意を呼び掛けている。
気象台によると、火口は火山灰など砕石物によってふさがれている。1日ごろから、3基の傾斜計や伸縮計のデータが山体の膨張を示しており、活動を活発化させるマグマと、それにより発生した大量の火山ガスが膨張の原因とみている。
 桜島の爆発的噴火は今年、6日午前まででに、すでに27回発生。気象台は今後も同規模の噴火が続くとみている。
以上、

気象庁「火山カメラ」桜島 牛根からの撮影分では、噴煙がよくわかる
http://www.data.jma.go.jp/svd/volcam/data/volc_img.php

<御岳山>
御嶽山は気象庁と名古屋大学が監視している。今日も報じられているとおり、地震計が機能していなかった分も多くあったが、気象庁は機能している分により問題はなかったとしている。
東日本大震災と同じく、また伊豆大島の豪雨山塊大崩落のように予測できなかったと主張している。
しかし、1979年水蒸気爆発を起こした御嶽山の場合、山の膨張などを精査できる傾斜計は浅間山には9基も設置してあるにもかかわらず、御嶽山は1基しか設置されておらず、火山学者も地震計だけでは無理としていた。せめて周囲3ヶ所に設置していれば、事前に山の膨張度合いが判別できたと思われる。火山ガスなど兆候はあったものの、爆発など起こらないだろうとした前提の気象庁の思い上がりに対する爆発だった。気象庁は役人魂を前面に出し、決してそれを認めようともしない。国民も黙っている。そして時間が経過し忘れられる。また同じことが繰り返される。

噴煙を上げている阿蘇山は京都大学が監視に当たっているものの、傾斜計が1基しかない。中岳に限らずどこで爆発するかわからない山である。景気回復だけの目的もなく、全国津々浦々に資金を垂れ流すぐらいだったら、せめて傾斜計や伸縮計などを活火山には適数を設置すべきだろう。

桜島
桜島 2011年7月10日

[ 2015年1月 7日 ]
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