山口丸久と大分マルミヤ経営統合
山口県の食品スーパーの丸久と大分県を中心とする食品スーパーのマルミヤストアは9日、7月1日に経営統合すると発表した。
生鮮食品や総菜の販売手法を共有して競争力を高め、大手に対抗できる地域密着型スーパーとして生き残りを目指す。消費税増税に伴うシステム投資などの経費も抑制する。
持株会社「西日本リテール・パートナーズ」を山口県防府市に設立し、両社が傘下に入る。
店舗数は合わせて156店となり、グループ全体の年間売上高は約1200億円になる見込み。
持株会社の社長には丸久社長の田中康男氏が、副社長にマルミヤ社長の池辺恭行氏が就任する予定。マルミヤは魚に強い。
北部九州では、福岡のマルキョウが西鉄(ストア)と業務提携、北九州のスーパー大栄が広島のイズミ傘下に(公開買付中)、レッドキャベツはイオン傘下となっている。
中堅スーパーは、大手スーパーや大型商業施設の進出とディスカウントスーパーや多店舗展開のドラッグストアに顧客を奪われ苦戦しているところが目立つ。今後とも買収や経営統合があちこちで起きる環境下にある。
福津市の西鉄ストア(元壽屋跡地)は、近隣にディスカウントスーパー(ルミエール・フレッショ8・ダイレックス)などの進出に押され、店舗を建て変え、ほかの商施設も入居するモール型にしてセレブ指向のレガネット店舗として再スタートさせた。品質と価格どちらを取るか消費者が選択を迫られる。
丸久とマルミヤが7月1日経営統合
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丸久
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マルミヤ
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単純合計
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連結/万円
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2012年2月期
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2012年5月期
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売上高
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82,366
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34,542
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116,908
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営業利益
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4,053
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409
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4,462
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経常利益
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4,114
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520
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4,634
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当期利益
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2,077
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262
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2,339
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総資産
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36,419
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10,699
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47,118
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自己資本
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14,181
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5,423
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19,604
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資本金
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4,000
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808
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4,808
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有利子負債
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11,699
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1,518
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13,217
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自己資本率
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38.9%
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50.7%
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41.6%
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[ 2015年1月10日 ]
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