アイコン 台湾でまたATR 72型機 異常信号で引き返す 欠陥機ではないのか? これまで8回異常

2015年2月21日、台湾・台北松山空港を午後0時42分に離陸した澎湖島馬公空港行きのトランスアジア(復興)航空GE507便で、機長が異常信号を確認したため、同1時4分に同空港に引き返すトラブルがあった。
台湾メディアによると、同便には乗客20人が搭乗していた。出力不足による不具合との情報もある。

同型機は2月4日、衝撃的な墜落事故を起こした機種と同機種、台湾当局は2月4日の墜落事故を受け、台湾にある同型機全機を運航停止させ、緊急点検を行わせたばかりであった。
4日の墜落事故の原因究明なされるまで、同型機の飛行を中止すべきではないのだろうか。
ATR社を本部から呼びつけ、同型機を徹底的に検査させることが望まれる。

<ATR72型機>
ATR(Avions de Transport Régional )は、航空機メーカーの仏アエロスパシアル(現エアバス・グループ)と伊アエリタリア(現アレーニア・アエロナウティカ)が、1982年に興したコンソーシアム(共同事業体、株半々所有)の航空機メーカー。
ATRはターボプロップ機のみの生産に限定しているため、リージョナル航空会社や大手航空会社の近距離便で使われることが多い。

ATR 72 - ATR 42のサイズアップ機。約70人乗り。1985年のパリ航空ショーで発表された。
いずれも最新型は-600型である。生産数:678機(2013年12月時点)
エンジン=動力: プラット・アンド・ホイットニー・カナダ製PW124B ターボプロップエンジン1,790kW (2,400shp)×2基

 ATRは価格破壊機として安価なところから、近距離用や新興国で多用されている。

<ATR 72型機 台湾では事故多発>
(1)2015年2月4日、復興(トランスアジア)航空機が台湾松山空港を飛び立った直後、エンジン不調で川に墜落、2月5日までの死者と不明者計43人。
(2)2014年7月23日夜、台湾南部の高雄から澎湖島の馬公に向かっていたトランスアジア航空(復興航空)GE222便(ATR72-500型機)が墜落し、乗員乗客58人のうち48人が死亡、10人が負傷した。墜落したのはフランスとイタリアの合弁企業、ATR社製の双発プロペラ機、(68~74人乗り)。
(3)2013年7月にエンジン火災(死傷者なし)
(4)2012年5月に飛行中にエンジン異常表示(死傷者なし)
(5)2005年7月19日には、花蓮発台北・松山行きのGE028便が、着陸後に滑走路を外れて照明灯に接触。乗員1人が軽傷。
(6)2003年12月に飛行中エンジン異常表示(死傷者なし)
(7)2002年9月にエンジン火災(死傷者なし)
(8)2002年12月21日には、台北・桃園からマカオに向かっていた貨物便のGE791便の翼に氷が付き、氷を取り除く作業に失敗して馬公の南西15キロの海上に墜落。パイロット2人犠牲。

<私見>
(今やプロペラ機であってもその制御コントロールは、デジタル化されており、マイコンが組み込まれている。マイコンの中の集積回路が不良品だと、いつその問題が露呈するかわからない。
・・・こういう可能性は、・・・「米上院軍事委員会のレビン委員長(民主)、マケイン筆頭理事(共和)は7日、連邦議会で記者会見し、米軍が導入した装備から少なくとも100万個の偽の電子部品が見つかり、その大半が中国製だったとする同委の調査結果を発表した。・・・時事通信が掲載した2011年11月08日の記事。・・・こうした集積回路や電子部品が現場で使用されている可能性はないのだろうか、短中長期間使用中に突然不良になる可能性が高い中国製部品も多いことだろう。)
以上、事故件数等は台湾報道記事による。

ATR 72型機 異常信号
 

[ 2015年2月23日 ]
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