アイコン サムスンとLGの洗濯機をめぐる泥仕合

韓国の2大家電メーカー、サムスン電子とLG電子が壊れた4台の洗濯機を巡って検察まで巻き込む争いを展開している。
発端は、昨年ドイツにあるサムスンのショールームを訪れたLG家電事業部の趙成珍最高責任者(CEO)が、サムスンの高級洗濯機4台を壊したとして、サムスンに告訴されたことだった。

趙CEOは、洗濯機のドアのヒンジ部分をテストしていただけだとして疑惑を全面否定していたが、韓国の検察は先週、趙CEOを器物損壊の罪で起訴した。これに対してLGは、ドイツの当局から入手したテレビカメラの映像を公開。約9分の映像には趙CEOが店内でスーツ姿の男性に囲まれてサムスン製洗濯機のドアを開いたり閉じたりする様子が映っており、これで趙CEOの潔白は証明されたとLGは主張する。

一方サムスンは、LGが映像を「恣意的に編集」したと非難。製品をテストしていたとする趙氏の主張についても、
「世界のどんな家電メーカーも、外国で展示されている競合企業の製品をテストしたりはしない」「製品の展示は消費者のために行っている。テストは製品を購入して実験室で行うのが普通だ」
と反論した。
サムスンとLGの対立は今に始まったことではない。2012年にはLGの冷蔵庫を標的に、サムスンが「冷蔵庫容量に関する不都合な真実」と題したビデオを公開していた。
以上、CNN参照

韓国企業の性格を反映させた泥試合となっている。サムスンの会長がそうであったように兄弟間でもよく喧嘩している。

 

[ 2015年2月20日 ]
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