アイコン 住友商事 減損3,250億円で▲850億円の赤字に転落 シェールガス開発失敗

住友商事は25日、今期の連結最終損益(国際会計基準)が▲850億円の赤字(前期は2,330億円の黒字)になる見通しと発表した。
100億円の黒字としていた従来予想から赤字に転落する。
米国のシェールオイル開発事業などで、原油価格の暴落による減損損失3,250億円を計上する。通期での最終赤字はアジア通貨危機があった1999年3月期以来16年ぶりとなる。

2400億円を見込んだ通期の減損損失に850億円を積み増しした。売上高8兆6千億円は変わらない。
原油価格の暴落を受けた事業計画の見直しにより、米国のシェールオイル開発事業などで減損拡大。新たに北海油田事業などでも減損を計上する。
 期末配当は、前年同期比1円増の25円とする予定を据え置き、年間では3円増の50円となる。併せて住友商事は、来期の年間配当も50円の横ばいにする予定を明らかにした。
中期計画では、最終年度の2018年3月期で、純利益3000億円以上、自己資本利益率(ROE)10%程度を目標にした。3年間の投資額の計画は合計で1兆2千億円としている。
以上、

資源・エネルギー分野に傾注し過ぎた結果だろう。景気やエネルギー革命で大きく左右されてしまう。
エネルギー埋蔵量は、シェールガス・オイルが約3.5兆バレル、オイルサンドが約1.7兆バレル、原油が約1.8兆バレル(バレル換算)。
原油ばかりだと見られていたエネルギーが、上記3種が商業化され、世界中で噴き出している。
昔のように原油出輸出国が生産調整でもしなければ、価格上昇はあまり期待できないのが実情。価格が上がれば各種燃料が世界中で増産されるだけ。

[ 2015年3月25日 ]
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