アイコン 1月の民間建設工事43.6%の大幅受注増 地方機関発注54.4%爆増

国交省が27日発表した大手50社の建設工事受注動態統計調査によると、民間工事は、不動産業、サービス業、製造業等が増加したため、対前年同月比43.6%増加の7,524億円と3ヶ月連続して増加した。
総計は、同27.5%増加し、4ヶ月連続増加した。10月は15.7%増、11月は16.9%増、12月は7.5%増。

1.受注総額
(1)1月の受注総額は前年同月比27.5%増の1兆538億円で、4ヶ月連続の増加となった。
(2)受注内訳は、建築が34.2%増の7,817億円、土木が11.6%増の2,720億円となった。
(3)国内は、民間工事、公共工事ともに増加した。国内計は1兆374億円(対前年同月比37.6%増、4ヶ月連続の増加)。

2.民間
(1)1月の民間工事は7,525億円(対前年同月比43.6%増、3ヶ月連続の増加)
(2)製造業、非製造業ともに増加した。
・製造業(同45.4%増の1,501億円),非製造業(同43.2%増の6,023億円)
・発注者別では、不動産業、サービス業、製造業等が増加し、運輸業,郵便業、卸売業,小売業、鉱業,採石業,砂利採取業,建設業が減少した。
特に非製造業の金融・保険業が同比74.4%増の2,259億円、不動産業の64.7%増の1,696億円が際立っている。
・工事種類別では、建築、土木ともに増加した。事務所・庁舎、工場・発電所、倉庫・流通施設等が増加し、店舗、教育・研究・文化施設、医療・福祉施設等が減少した。

・不動産業が発注した「建築事務所・庁舎」及び「建築倉庫・流通施設」、製造業が発注した「建築工場・発電所」について、大規模案件が増加したことなどから、民間工事が伸びた。

3.官庁・公共
(1)1月の公共工事は2,490億円(対前年同月比27.9%増、2ヶ月ぶりの増加)
(2)国の機関、地方の機関ともに増加した。
・国の機関(同18.5%増、4ヶ月連続の増加)、地方機関(同54.4%増、2ヶ月ぶりの増加)

・発注者別では、国の機関は、国、独立行政法人が増加し、政府関連企業等が減少した。地方の機関は、都道府県、市区町村、その他が増加し、地方公営企業が減少した。

・工事種類別では、建築、土木ともに増加した。建築その他、事務所・庁舎、治山・治水等が増加し、道路、港湾・空港、医療・福祉施設等が減少した。

・国が発注した「建築その他」、独立行政法人が発注した「建築教育・研究・文化施設」、市区町村が発注した「建築事務所・庁舎」について、大規模案件が増加したことなどから、公共工事が伸びた。

4.海外
・1月の海外工事は164億円(対前年同月比▲77.5%減、2ヶ月ぶりの減少)

[ 2015年3月 2日 ]
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