アイコン 新忠犬ハチ公、東大農学部に建立

主人の死後、渋谷駅で10年間もその帰りを待ち続けたという忠犬ハチ公の新たな像が8日、東大農学部(東京都文京区)のキャンパス内にお目見えした。
飼い主だった上野英三郎東京帝国大農学部教授に飛びつく場面を再現したもので、関係者は「大好きな教授にやっと会えて、うれしそうな表情だ」と目を細めた。

日本の農業土木学の創始者とされる上野教授の功績と、人と犬との愛情の深さを知ってもらおうと東大の有志が計画、1千万円を超える募金が集まり、ハチの80回目の命日である8日に除幕式を開催した。

<渋谷のハチ公>
1933年(昭和8年)ハチのことを新聞に投書した斎藤氏「(ハチは)困ることには、おとなしいものだから、良い首輪や新しい胴輪をさせると直ぐ人間に盗みとられる。(中略)また駅の小荷物室に入り込んで駅員にひっぱたかれたり、顔に墨くろぐろといたずら書きされたり、またある時は駅員の室からハチが墨で眼鏡を書かれ八の字髯をつけられて悠々と出て来たのに対面し、私も失笑したことを覚えている。

夜になると露店の親父に客の邪魔と追われたり、まるで喪家の犬のあわれな感じであった。なんとかハチの悲しい事情を人々に知らせてもっといたわって貰いたいものと考え、朝日新聞に寄稿したところ、その記事が大きく取り扱われ、昭和七年十月四日付朝刊に『いとしや老犬物語、今は世になき主人の帰りを待ちかねる七年間』という見出しにハチの写真入りで報道され、一躍有名になってしまった。
(中略)朝日の写真班員の来駅で駅長がびっくりしてしまい、東横線駅ともども駅員や売店の人々まで急にみな可愛がるようになってしまった」」と記している。
 記事に感銘した香淳皇后様(当時良子皇后)などが現在の渋谷駅のハチ公を建立した。除幕式には当時、ハチ公も列席したという。
 
ハチ公は、日本でも1987年に仲代達也が教授役で「ハチ公物語」として映画化された、亡き飼い主を駅前で待ち続けた忠犬として知られる秋田犬ハチの物語を、リチャード・ギア主演、「ギルバート・グレイプ」「サイダーハウス・ルール」のラッセ・ハルストレム監督で映画化。迷子の秋田犬を拾い、ハチと名付けて飼い始めた大学教授のパーカー。
泣かせる。

新忠犬ハチ公、東大農学部に建立

[ 2015年3月 9日 ]
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