ココストア729店 ローソンに売却方針 コンビニ戦争再び
東海地域を中心にコンビニを展開するココストアが、事業の売却を検討していることが分かったと報道されている。
コンビニ国内2位のローソンが、東海地方中心の中堅ココストアを買収する交渉に入った。
業界では3位ファミリーマートと、4位サークルKサンクスを傘下に持つユニーグループ・ホールディングスが経営統合をめざして協議に入ったばかり。
ローソンが買収に乗り出すのは規模拡大で後れを取らないため。
2月時点の店数は1万2,276店。
売上高首位セブン―イレブンの1万7,491店、
ファミマとサークルKサンクスの計1万7,681店を下回る。
ココストアの店舗数は729店で人口10万人あたり店舗数は0.57店。
最も店舗数が多いのは沖縄県で7.49店。
以下、
熊本県、大分県、鹿児島県、宮崎県と九州各県が上位を占めている。九州はもともとエブリワンの地元だった上、ココストアも九州で展開していたため結果的に密度が高くなっている。この他にはホットスパーの地元の茨城近辺、ココストアの発祥地の愛知近辺の密度が高い。また、他のコンビニチェーンではドミナント戦略をとっているところが多いが、ココストアには1県1店舗の都道府県が5県(島根県、和歌山県、奈良県、静岡県、兵庫県)あるほか、店舗密度が低い都道府県も多数あり、非ドミナント戦略となっている。
ローソンは昨年12月、広島地盤の中堅ポプラ(2月時点で525店)に5%を出資。2011年以降にサンクスの富山や千葉、鹿児島などの約400店を、今年2月以降はスリーエフの四国の約80店を順次、ローソンにくら替えさせている。ココストアを含め、下位コンビニの店を取り込む考え。
(株)ココストア
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略称
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ココストア、Coco!
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本社所在地
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愛知県名古屋市中区栄一丁目7番34号
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設立
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1972年(昭和47年)6月
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事業内容
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コンビニエンスストアチェーンの展開
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代表者
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代表取締役社長盛田宏
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ソニー創業家が起こしたコンビニ
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資本金
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4,000万円
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売上高
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551億7,500万円(2008年5月現在)
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従業員数
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136名(2008年6月現在)
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主要株主
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(株)イズミック
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主要子会社
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(株)ココストアイースト(旧・(株)ホットスパーコンビニエンスネットワークス)
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(株)ココストアウエスト(旧・(株)エブリワン)
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企業名
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売上高
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売上高
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(億円)
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シェア
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1
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セブンイレブン
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2兆5,292
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37.30%
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2
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ローソン
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1兆9,453
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28.70%
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3
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ファミリーマート
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1兆7,219
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25.40%
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4
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ミニストップ
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3,499
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5.20%
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5
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スリーエフ
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884
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1.30%
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6
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ポプラ
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832
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1.20%
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7
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山崎製パン・デェイリー
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632
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0.90%
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