アイコン 中国汚職摘発 一汽徐会長を調査

中国共産党の調査機関・中央規律検査委員会は15日、VW・GM・トヨタなどと中国で合弁会社を設立している国有大手自動車メーカー「中国第一汽車集団」(一汽、FAW)の徐建一会長を「重大な規律違反と違法行為」の疑いで調査していると発表した。

習近平政権は石油業界を中心に国有企業の汚職摘発を進めてきたが、今後、自動車業界にも拡大する可能性がある。
一汽は、トヨタや独フォルクスワーゲン、米ゼネラル・モーターズ(GM)などの合弁相手で、マツダとも生産協力を行っている。一汽グループは、乗用車・バス・トラックなど合わせて年間300万台以上販売している(外資合弁分が入っていると思われる)。]

一方、規律検査委は15日、仇和・雲南省党委員会副書記についても、同じ容疑で調査していると発表した。

党関係者によると、2007年12月まで江蘇省で副省長などを務めた仇副書記は、当時の同省トップだった李源潮国家副主席に抜てきされたという。
規律検査委は今年1月にも、李氏の側近だった楊衛沢・南京市党委書記の調査を発表するなど江蘇省での汚職摘発を強めている。
中国第一汽車集団公司は、1953年に設立された中国最初の自動車メーカーであり、上海汽車、東風汽車と並ぶ中国国有の三大自動車製造企業グループの一つ。
また、上海汽車、東風汽車、長安汽車、奇瑞汽車と共に、中国自動車メーカーの「ビッグ5」の内の1社。本拠地は東北部の吉林省長春市に置いている。

一汽車グループ会社
一汽海馬汽車
一汽大衆(フォルクスワーゲンとの合弁)
天津一汽豊田(トヨタ自動車との合弁)
一汽豊田汽車販売(トヨタ自動車との合弁)
天津一汽夏利汽車
華利汽車
一汽轎車(紅旗、奔騰、欧朗、マツダブランド車を製造)
一汽客車(国内最大のバス製造業者で、長春・無錫・大連・成都に工場)
一汽GM軽型商用汽車(ゼネラルモーターズとの商用車合弁)
 
[ 2015年3月16日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
「医療法人社団菫会」前田章理事長と黒い巨頭(06/08 11:36) 2015:06:08:11:36:29
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめの「建設・建築求人ナビ」 が便利です。


PICK UP

↑トップへ