これでは、竣工がかなり遅れるものと見られる。下手すれば違約金問題にも発展する可能性が・・・。
こうした建築中の案件は、下記の報告には入っていないようだ。
また、設置されている既存の５５棟のうち２５棟がマンションとされている。マンションの場合、改修工事をするのには、改修工事期間中、建物から退去する必要性も考えられ、今回の東洋ゴム化工品の担当者による偽装データによる免震ゴム不適合事件は、改修するにしても膨大な費用が必要となる。
日本の品質にかかわる信用は、タカタ製エアバック同様ガタガタ音を立て崩れようとしているが、東洋ゴムの場合、チェック機能が働いていないだけの単純な品質管理システムの欠如だが、問題が大きすぎる。

＜既に設置されている物件所在地＞５５棟
宮城県5棟、
福島県1棟、
茨城県2棟、
埼玉県3棟、
東京都5棟、
神奈川県6棟、
新潟県1棟、
長野県1棟、
静岡県4棟、
岐阜県2棟、
愛知県5棟、
三重県4棟、
京都府1棟、
大阪府2棟、
香川県1棟、
愛媛県2棟、
高知県9棟、
福岡県1棟

＜物件の用途＞
共同住宅２５棟、（マンション）
庁舎１２棟、
病院６棟、
倉庫４棟、
データセンター２棟、
工場２棟、
研究施設１棟、
個人住宅１棟、
事務所１棟、
複合施設１棟
・物件の規模：１５階建以上のものが１０棟程度（最大で３０階建）