アイコン 地震家具転倒防止器具、震度7対応製品機能せず

東京都は、地震で家具が倒れるのを防ぐ家具転倒防止器具について、単一で「震度7対応」と効果をうたっても、実際は震度6強で家具が倒れることが、商品テストで分かったと公表した。
違う方式の器具を組み合わせたテストでは、震度6強でも家具は倒れなかったことから、効果的に使うよう呼び掛けている。
 都がテストしたのは7商品。内訳は、家具の底の四隅に敷いて床を滑らないようにする粘着マット式三種類、家具前下部と床の間に挟み込むストッパー式2種類、家具と天井の隙間に付けるポール式2種類。
百円ショップやインターネット販売などで入手した。

中に物を入れた状態の重量81キロの箪笥や100キロの食器棚に取り付け、起震装置で震度6強に相当する水平二方向と上下方向の振動を加えた。

3種類は震度7相当での効果をうたっていたが、7種類とも転倒したり、大きく移動したりした。うちポール式1種類は震度6弱でも転倒した。
 製造業者への聞き取り調査では、1種類を除き、試験をしていなかったり、一方向のみのテストなどだったりした。
 さらにテストで、震度6弱で持ちこたえたポール式とストッパー式を組み合わせると、震度6強でも転倒せず、移動も10センチ以下にとどまった。
 粘着マット式やストッパー式、ポール式は家具や壁などを傷つけずに済むため、賃貸住宅などで使われることが多い。
しかし、こうした方式の商品について都生活安全課は「家具や壁にねじで取り付けるL型金具に比べると効果は低い。組み合わせて使うとL型金具並みに効果が高まるケースがあるので、工夫してほしい」としている。
 以上。

 震度7は巨大地震、震度5強まではよく発生は、震度6弱や強はたまに発生する。日本はプレートが四方から衝突し合って形成されており、火山の大爆発や、先般の東日本大震災のような巨大地震がいつ発生してもおかしくない状態にある。
 備えあれば憂いなし、だが、品質チェックも必要。
 

[ 2015年3月16日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
「医療法人社団菫会」前田章理事長と黒い巨頭(06/08 11:36) 2015:06:08:11:36:29
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめの「建設・建築求人ナビ」 が便利です。


PICK UP

↑トップへ