アイコン 公衆無線ランの危険性  日本はセキュリティ後進国

観光地でインターネットに無料で接続できる公衆無線LANについて、日本人が訪日外国人客に比べ、通信内容の盗み見などの危険性を認識していないことが、総務省のアンケート調査で分かった。
対策を実施していると答えた人は半数以下にとどまり、総務省は注意を促している。
 無料の公衆無線LANの多くは、通信が暗号化されておらず、第三者に内容を見られたり、盗聴されたりする危険性がある。
調査の結果、こうした危険性について認識している人の割合は、訪日外国人で85・3%に上ったのに対し、日本人は64・8%と低かった。

セキュリティ対策ソフトの利用や、パスワード、クレジットカード番号といった重要な情報をやりとりしないなど、何らかの対策をしている人の割合も日本人は47・1%だったが、訪日外国人客の72・0%に比べて意識の低さが目立っている。
個人が プロバイダと契約して使用している一般のインターネット接続環境や企業が持っているインターネット接続回線にアクセスポイントを設置し、一般に開放している公衆無線LANサービスで、多くは無償提供。セキュリティ上、非常に問題の多い公衆無線LANサービス。無料で開放されているアクセスポイントの多くは、会員登録などの管理コストはかけられないため、無線が暗号化されていたとしても 殆どが 固定の WEP キーによる暗号化されている。

無線の暗号化は、WEPに限らずアクセスポイントとクライアントの双方で共通する秘密のカギを交換する事で、ネットワーク接続認証と暗号化を同時に行う仕組みとなっている。
ところが、無料で一般に公開している公衆無線LAN の場合、WEPキーは誰でも接続可能にする必要があるため公開する必要があり、また、利便性を考えるとカギを固定する必要がある。

このような無料で提供される個人のISP回線を間貸しする無料の無線LANサービスにおける認証を必要とするサービス利用は大変危険。
メールを受信するだけで認証情報が飛び交う。メール受信サーバーへのアクセスコードが盗聴されると、それは機密情報漏洩に直結する。メールを受信する度にID・パスワードを入力している方はいないと思うので特に注意が必要。

建物内・地下鉄ホームなどの公共の場で、自治体などにより公衆無線LANが提供されているところも多い。
 

[ 2015年3月17日 ]
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