アイコン 「原子炉に核燃料なし」メルトダウン 格納容器の底に 東電フクシマ1号機

東電は19日、宇宙から地球に降り注ぐ宇宙線から生じる「ミュー粒子」を利用して福島第1原発1号機を調査した結果、原子炉内の核燃料がほとんど溶け落ちていることを確認したと発表した。燃料溶融を調査により確認したのは初めて。
当検査は、東電・東芝・米ロスアラモス研究所が共同して行ったもの。

東電は1号機について、事故時のデータ解析などから、ほとんどの燃料が溶融して格納容器に落下したとみており、今回の調査結果はこれを裏付ける内容。

東電は、廃炉工程で最難関となる溶けた燃料(デブリ)の取り出しに向け、具体的な取り出し手法の検討に活用する。

原子炉

[ 2015年3月20日 ]
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