アイコン エアバスA320型機のこれまでの重大事故まとめ

エアバスA320(Airbus A320)は、1987年2月に初飛行した欧州エアバス社製近・中距離向け商業旅客機。
民間機として初めてデジタル式フライ・バイ・ワイヤ制御システムを採用したハイテク旅客機であり、サイドスティックによる操縦を採用しているのが特徴。
座席数は標準2クラス仕様で150席程度。バリエーション(A320 ファミリー)として、新エンジンを採用したA320neo、短胴型のエアバスA318、エアバスA319、長胴型のエアバスA321がある。

<エアバスA320型機のこれまでの重大事故>
(1)1988年6月26日、A320型機、エールフランス航空、デモ飛行中、フランス・アブシーム空港脇の森に不時着、搭乗者136人、死者3人、負傷者98人、生存者133人。原因は操縦ミス、諸説あり。

(2)1992年1月20日、A320-111型機、エールフランス傘下のエールアンテール航空、フランス北東部のストラスブール郊外に墜落、死者87人、負傷者9人。原因は空港進入時の高度が足りず、近隣の山の尾根に激突した操縦ミス。

(3)2000年8月23日、A320型機、UAEバーレーンのガルフ・エア航空、ペルシャ湾に墜落、搭乗者143人全員死亡。原因はパイロットの空間識失調による操縦ミス。

(4)2002年1月21日、A321型機、全日空、函館空港で緊急着陸、搭乗者93名、負傷者3名、原因は着陸時ウインドシアによる胴体後部が滑走路に接触した機体損傷。

(5)2005年9月21日、A320-232型機、米ジェットブルー航空、離陸後車輪が90度傾き格納できずロサンゼルス空港に緊急着陸、搭乗者146人全員無事、原因はランディングギアの故障。

(6)2006年5月3日、A320型機、アルメニアのアルマビア航空,黒海に墜落、搭乗者113名全員死亡。原因は、悪天候によるパイロットの操作ミス。

(7)2007年7月17日、A320-233型機、ブラジルTAM航空、ブラジルのコンゴニャス国際空港でオーバーラン、搭乗者199名全員死亡、原因は逆推力装置の誤操作。

(8)2008年11月27日、A320-232型機、XLドイツ航空888T便、フランス地中海・カネ=タン=ルシヨン沿岸に墜落、搭乗人員7名全員死亡。原因はメンテナンスエラーによるAoA(迎角)センサーの凍結。

(9)2009年1月15日、ニューヨーク発シアトル行きのUSエアウェイズ航空1549便が、ニューヨーク市マンハッタン区付近のハドソン川に不時着水。搭乗者155人全員無事で「ハドソン川の奇跡」と称せられている。原因は大量の鳥のガンがエンジンに入ったためとされている。

(10)2014年12月28日、A320-216型機、インドネシア・エアアジア航空、ジャワ海カリマタ海峡に墜落、搭乗者162人全員死亡。原因は悪天候だが調査中。

(11)2015年3月24日、A320-211型機、独ルフトハンザ航空傘下のLCCジャーマンウイングス航空、フランス南東アルプスのプロヴァンス県バルスロネットの山中に墜落、搭乗者150人全員が死亡。原因:調査中。

 A320-200型機
A320-200型機
 

[ 2015年3月25日 ]
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