近鉄百貨店 赤字転落 「あべのハルカス」若い女性たちの足遠く
近鉄百貨店は、2013年6月13日に開業した「あべのハルカス」に入る本店の売り上げが伸び悩んだことなどから、2015年2月期の決算は、最終的な損益が黒字の予想から3年ぶりの赤字に転落する見通しになったと発表した。
前回発表数値から、今回は減損処理を行ったためとしている。しかし、営業利益も前回と今回では落ちている。減損処理するものは、和歌山店の店舗資産および従前研修センターとして利用してきた土地建物(生駒市)について、27億31百万円を減損処理し特損計上する。
もともと、本店の売り上げが当初の目標を大きく下回ったほか、和歌山店も販売不振が続いたため、全体の売り上げが想定より70億円少ない2800億円にとどまる見通しになった。
このため、最終的な損益は黒字の予想から一転して、20億円の赤字になる見通しとった。
会社側は、若い女性の集客をはかる施策を練っており、大阪のおばさんたちの憩いの場となっているものの、若い女性たちは心斎橋・梅田に行ってしまうようだ。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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純利益
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前回発表予想
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287,000
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4,100
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2,600
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1,000
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今回修正予想
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280,000
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3,800
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2,600
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-2,000
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前期実績
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277,066
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3,088
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2,493
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969
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[ 2015年3月26日 ]
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