アイコン エボラ感染検査 従来の1/6の時間で結果/長崎大学の安田二朗教授ら

長崎大学熱帯医学研究所の安田二朗教授の研究チームが開発したエボラ出血熱 に感染したかどうか調べる新たな検査法が、実際に使えるかどうか西アフリカで患者らの血液を使って調べたところ、従来の6分の1程度の10分あまりで正確 に判定でき、長崎大学では「すばやく高い精度で確認できることが実証された」としている。
安田教授らの研究チームは、エボラウィルスだけが持つ遺 伝子の配列に反応する物質を使って、短時間で感染の有無を確認できる新たな検査法を開発し、3月、西アフリカのギニアの首都コナクリにある国立病院で、感 染の疑いがある人から採取した100人分の血液などを使って、実際に判定できるか、検証した。

<短時間かつ超小型検査機器>
その結果、判定にかかった時間は平均で、大がかりな装置を使って遺伝子の配列を調べる従来の検査法の6分の1ほどの11.2分で、感染の有無についても従来の検査法と同様の結果が出され、正確だったという。
新たな検査法は、装置がノートパソコンほどの大きさでバッテリーも内蔵しており、停電になっても使うことができたという。
ギニアでは、3月29日までの1週間で新たに57人の患者が報告されるなど、再びエボラ出血熱の感染の拡大が懸念されており、安田教授は「新たな検査法を一日も早く現地に導入し、エボラ出血熱の流行の収束に貢献したい」と話しているという。
以上、報道参照

エボラウィルスだけが持つ遺伝子の配列に反応する物質を使って、その遺伝子だけに反応させ、その活動を低減・死滅させる薬が開発されているのかもしれない。

2014年からのエボラ感染者数と死者
2015年3月22日現在/WHO
 
感染者
うち死者
死亡率
シエラレオネ
11,841
3,747
31.6%
リベリア
9,602
4,301
44.8%
ギニア
3,429
2,263
66.0%
ナイジェリア
20
8
 
セネガル
1
0
 
マリ
8
6
 
アメリカ合衆国
4
1
 
スペイン
1
0
 
イギリス
1
0
 
 
24,907
10,326
41.5%
 
 
[ 2015年4月 9日 ]
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