アイコン 金融緩和で世界同時株高 中国半年で株価倍増

<上海総合指数>4,287.30(4月17日)
経済低迷下、2度(11月21日&3月1日)にわたる貸出基準金利の引き下げと金融機関の預金準備率の引き下げなどの金融緩和により株価は、半年 で倍の棒上げ・証券バブル。3月は投資金が不動産にも回ってきたようだ。こうした株価上昇は、再度上場の中国国営企業が巨額M&Aを国際的に活発 化させることも考えられる。
ただ、4月17日、中国株式市場の規制当局は、加熱緩和策として、証券会社の信用取引融資業務に対し、「アンブレラ型信託(サブファンドをまとめたファン ド)への参与を禁じる」とともに、資産運用会社に対して空売りのための株式貸し出しを認める旨を発表して株価は下げた。一方で、2月に続き、銀行の預金準 備率を4月20日から1.0%引き下げ18.5%とした。

<ドイツDAX指数>11,688.70(4月17日)

ギリシャ問題で一時的に下げるも、金融緩和で大幅上げ基調に変化なし。いまやユーロ圏の金融戦争は富裕のドイツ対貧困のギリシャになっているが、同じユーロ圏でありギリシャに対する経済振興策のないユーロ主要国がリードする政策では、これからも同じような問題が何度でも訪れよう。 

<インドCNX NIFTY指数>
モディ政権は経済成長を最優先の目標に掲げ、法人税の引き下げやインフラ整備などを進めるとしており、IMFはインドの来年度(15年4月~16年3月)の経済成長率が7.5%に達し、中国の7.2%を上回って世界の主要国のトップに立つとの見通しを示している。こうしたことを背景に、12億5千万人の人口もあり、それも25歳未満が半数を占めていることから、経済成長が期待され、株価を押し上げている。
14年の国内総生産(GDP)の規模は、中国が10兆ドル(約1200兆円)を超え、インドの約2兆ドルと中国が大幅に上回っているが、伸びシロの大きさは今後インドにあるとされている。

<ニューヨークダウ>
金融緩和の終了から金利上げの段階に入り、経済が足踏みしており、イエレンおばちゃんも念願の雇用は改善したものの思案暮れーる状態。

<日経平均>
超円安政策により企業の業績は総じて上昇しているものの、増税・社会保険料増・超円安反動物価高に見舞われている消費者の購買マインドは低く、株価は2万円越えに行きたくとも、その壁が立ちはだかり四苦八苦している。
いくら年金基金の買い支えがあるとはいえ、海外のはげたかヘッジファンドたちも、こうしたモタロサ状態が続けば、これまで大儲けしていることから利益確定売りして、好調な他国の証券市場へ資金を移動させる可能性すらある。
昨年9月末の電撃的な金融緩和と年金基金の株投資12兆円増加策(15%⇒25%)のバズーカ2発で、超円安となり、官製主導で株価を押し上げたが、最近では8.6秒バズーカに負けている。
4月からの大企業の賃金アップにより、消費者の購買意欲の改善に期待するしかない。

日本株

但し、過去威勢がよかったBrics諸国でも、資源国のブラジル、制裁のロシア、経済規模が小さい中でスト連発の南アフリカの株価は経済とともに低迷している。

[ 2015年4月20日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめのワークポートが便利です。


PICK UP

↑トップへ