アイコン 中国の不動産業の佳兆業集団の社債 デフォルト確定

中国の佳兆業集団 は、同国の不動産開発会社として初めてドル建て社債がデフォルト(債務不履行)に陥った。同社は、ドル建て社債2本について利払いを履行できなかった。

20日の香港証券取引所への届け出によると、佳兆業は3月が期限となっていた2017、18年償還債の利息合わせて5200万ドル(約62億円)の支払いができなかった。
30日間の支払い猶予期間が週末で終了したことから、同社は20日までに利払いを履行する必要があった。

届け出で佳兆業 は、「監査済みの2014年決算の円滑な発表に向けて集中している」と説明。決算発表後、同社は「未払い債務再編での合意に向け取り組みを続けていく」としている。

以上、

佳兆業集団の会長は、不正官僚との付き合いがあるとされ、中央政府は面倒見ない。3月の報道では、過去1ヶ月あまりに、佳兆業にあった膨大な資金がなくなっており、その理由が定かになっていないと報道されていた。
今回、デフォルトが確定したことにより、投資家は同社の不透明な部分について、明らかにするよう迫ると思われ、残る社債の償還も危うい。

昨年12月末時点の同社の有価証券報告書によると、有利子負債残高は約650億元(約1兆2,502億円/19.235円)。
昨年6月末時点の298億元(約5,732億円)の約2倍に膨らんでいた。

<負債残高の内訳>
1、人民元建ての国内金融機関からの借り入れが124.18億元(約2,388億円)
2、元建て非金融機関=影の銀行からの借り入れが355.53億元(約6,838億円)
3、元建ての海外金融機関からの借り入れが170.38億元(約3,277億円)
となっている。
同報告書によると、佳兆業集団が2015年内に返済しなければならない債務と利息の総額は355億元(約6,828億円)に上るとされている。

[ 2015年4月21日 ]
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