アイコン 3月の全国百貨店売上▲19.7%減 昨年の増税前特需の反動

百貨店日本百貨店協会が発表した3月の全国百貨店売上高概況によると、全国の百貨店(調査対象82社・239店)の売上総額は前年同月比▲19.7%減の約5441億円となり、2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
3月は、昨年の駆け込み需要による高伸(25.4%増)の反動減と、休日が前年比2日減の影響もあり、19.7%減と大きく減少した。しかしながら、特殊要因を除く一昨年との対比では0.6%増を確保した。

全地区で2ケタ減となったが、好天に恵まれたことに加え、反動減対策の催事が好調だったことやインバウンド効果などにより、東京、大阪のほか、札幌、名古屋、福岡など主要都市では、一昨年対比でプラスを記録することができた。

地   区
売上高/百万円
前年比
全 国
544,192
-19.7%
主要1 0都市
362,138
-19.9%
札幌
13,908
-19.5%
仙台
7,502
-23.7%
東京
143,295
-16.5%
横浜
31,780
-20.7%
名古屋
35,155
-25.0%
京都
21,479
-25.1%
大阪
65,872
-22.1%
神戸
14,203
-21.1%
広島
11,210
-18.9%
福岡
17,729
-17.8%
10都市以外の地区
182,054
-19.3%
北海道
3,060
-20.0%
東北
9,521
-19.7%
関東
85,670
-19.8%
中部
13,154
-18.4%
近畿
23,204
-15.1%
中国
11,930
-22.8%
四国
9,179
-22.2%
九州
26,333
-18.9%

販売品目では、
衣料品・身のまわり品・雑貨・家庭用品・食料品の主要5品目では、昨年10月以来5ヶ月ぶりに全品目がマイナスとなった。また、駆け込み需要の反動から、6月以来9ヶ月ぶりに、その他の品目もマイナスとなった。

 

[ 2015年4月22日 ]
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