アイコン ポイント不正のネット家電販売「まいど」 (株)ディーケイシー、(株)DMC/破産手続き開始決定 

(株)ディーケイシー(東京都大田区西蒲田7-45-8、代表:福本繁夫)と関連の(株)DMC(同、同)は4月28日、東京地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、土岐敦司弁護士(電話03-5408-6160)が選任されている。

 負債額はディーケイシーが約65億円、DMCが約9億5千万円の合計で約75億円。

 「まいど」の店名で、テレビ、デジカメ、パソコンなどを取り扱う家電製品のネット通販事業を展開。

通販新聞によると、

家電の通販サイト「家電専門店まいど」を運営するディーケイシーが、ヤフーの仮想 モール「ヤフー!ショッピング」からポイントを不正に取得していた疑いがあることが分かった。ポイントアップのセール時にディーケイシーの社員がヤフーの 同社店舗で架空注文し、ポイントを取得するというもので、ヤフーでは刑事告訴も検討。ディーケイシーは同社サイトで閉店を告知しており、ヤフーをはじめ各 社の仮想モール店もすべて閉店している。ディーケイシーは年商100億円を超える大手ネット販売専業だけに、事実とすれば波紋を呼びそうだ。

 1998年設立のディーケイシーはネット販売専業としては老舗で、各社の仮想モールでの受賞歴も多く、直近では「楽天市場」の「ショップ・オブ・ジ・エリ ア2014」の関東・甲信越エリアに選ばれたほか、ヤフー!ショッピングでは「年間ベストストア」の12年・13年で連続2位となっている。ユーザーレ ビューでも評価が高く、各社仮想モールにとっては「優良店」といえる存在だった。

2014年3月期の売上高は、前期比7.4%増の116億円だった。薄型テレビなどにエコポイントが付与されていた09年頃に売り上げを急拡大。エコポイント特需後の需要急減に苦しむ家電のネット専業が多い中で、同社はその後も売り上げを伸ばしていた。

 以上、

3月6日に運営するショッピングサイト「まいど」を休止、3月19日にサポート業務も終了する一方で、会社の関係者が「事後処理を弁護士に一任している」旨を説明していた。

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[ 2015年4月30日 ]
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