ゲーム会社のケイブ 元取締役が2900万円を不正にキックバック
ゲーム会社のケイブが元取締役による不正行為が判明したと発表した。
事件内容は新規事業開発の責任者であった元取締役が発注権限を悪用し、懇意にしていた外注先へのシステム開発およびゲーム開発において、割高な発注を繰り返し、その外注先から元取締役が代表を務める個人会社にキックバックを行っていたというもの。
不正行為の対象期間は平成26年5月から平成27年1月と見られており、平成27年3月下旬に表面化した。
現在社内調査で判明した限りでの当該不正行為による被害金額については約29百万円程度が見込まれている。
調査委員会
・委員長 吉羽 真一郎(弁護士:潮見坂綜合法律事務所)
・委 員 須永 真樹(公認会計士:株式会社丸の内ビジネスコンサルティング)
・委 員 清水 和海(当社常勤監査役)
・委 員 小尾 敏仁(当社取締役内部監査室長)
※調査委員会には数名の調査補助役を置く。
なお、当該不正行為に対し、刑事責任を追及するための刑事告訴も視野に入れつつ、被害額の回収を行うための民事上の損害賠償請求を速やかに対応するとしている。
ケイブはシューティングゲームが有名だったが、現在はスマホアプリに注力している。
[ 2015年5月29日 ]
コメントをどうぞ