アイコン 新潟県立中央病院が80代男性を2年以上がん治療放置

22日、新潟県立中央病院は食道がんと診断した80代の男性患者の治療が約2年5カ月間放置されていたと発表。

男 性は平成24年10月に、下咽頭がん治療のため同病院耳鼻咽喉科に入院。同月、内科で内視鏡検査し食道でもがんが発見された。下咽頭がんの治療を受け同年 12月に退院したが、食道がんについては耳鼻咽喉科、内科いずれの医師も他科で治療が行われると思い込み放置していたという。

しかし、今年3月下旬に下咽頭がんの経過観察でコンピューター断層撮影(CT)検査を行った際、食道がんが未治療であると発覚した。

男性の食道がんはすでにステージ1から2に進行し、リンパ節にも転移、男性は4月に再入院し治療を受けているという。

以上、時事通信

 

食道がん 基礎知識:[がん情報サービス]
日本人の食道がんは、約半数が胸の中の食道中央付近から発生し、次いで1/4が食道の下部に発生します。食道がんは、食道の内面をおおっている粘膜の表面にある上皮から発生します。日本では、食道がんの90%以上が扁平上皮がんです。

 

疫学・統計
年齢別にみた食道がんにかかる率(罹患(りかん)率用語集アイコン)や食道がんによる死亡率用語集アイコンは、ともに40歳代後半以降増加し始める傾向にあり、特に男性は女性に比べて急激に増加します。

罹患率、死亡率ともに男性のほうが高く、女性の5倍以上です。死亡率の年次推移は、男性では戦後大きな増減はなく近年は漸減傾向、女性では1960年代後半から80年代後半まで急激に減少しその後は漸減傾向にあります。一方、罹患率は、男性では1975年以降増加傾向、女性では1975年以降80年代後半まで減少傾向にあり、その後明らかな増減はみられません。

食道がんについては、喫煙と飲酒が確立したリスク要因とされています。特に扁平上皮がんでは、喫煙と飲酒が相乗的に作用して、リスクが高くなることも指摘されています。また、熱い飲食物がリスクを上昇させるという研究結果も多く報告されています。近年、欧米で急増している腺がんでは、食べ物や胃液などが胃から食道に逆流する「胃・食道逆流症」に加え、肥満により確実にリスクが高くなるとされています。食道がん 基礎知識:[がん情報サービス]

[ 2015年5月23日 ]
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