コーエーテクモHD/3月決算 ゲームソフト海外で好調
同社は、当期について次のとおり説明している。
1、ゲームソフト事業は、売上高 248億63百万円 営業利益 77億95百万円。
昨 夏発売の任天堂株式会社とのコラボタイトル「ゼルダ無双」(Wii U用)のリピート販売が好調となり、ワールドワイドで100万本を超える出荷となった。また、第4四半期には当社グループが開発を担当したスクウェア・エ ニックスの「ドラゴンクエストヒーローズ闇竜と世界樹の城」(PS4、PS3用)がリリースされ、大きな話題を集めるとともに、同四半期にはバンダイナム コゲームス(現バンダイナムコエンターテインメント)の「ワンピース 海賊無双3」(PS4、PS3、PS Vita用)も発売され、両タイトルとも好評を得ている。
国内では、「戦国無双」10周年関連施策を推し進め、アニメ「戦国無双」のテレビ放送と音楽・映像商品化を行ったほか、「戦国無双4-Ⅱ」(PS4、PS3、PS Vita用)、「戦国無双 Chronicle3」(PS Vita、3DS用)と新作を2本発売し、大いに盛り上がった。
また、「討鬼伝 極」(PS Vita、PSP用)、「影牢 ~もう1人のプリンセス~」(PS4、PS3、PS Vita用)、「シャリーのアトリエ~黄昏の海の錬金術士~」(PS3用)などのコーエー、テクモ、ガストの各ブランドの新作がいずれも堅調に推移した。
海外では「DEAD OR ALIVE 5 Last Round」(PS4、PS3、Xbox One、Xbox 360、STEAM用)をリリースし、パッケージ販売とダウンロードコンテンツ販売の双方が好調に推移した。スマホ向けアプリでは4タイトルの配信を開始した。
コラボレーション展開と新旧タイトルが好調に推移したことに加え、デジタル販売の伸張や独自
開発ツールの活用が寄与して収益性が大きく向上し、経営統合以来、最高の利益を達成した。
2、オンライン・モバイル事業は、売上高 67億33百万円 営業利益 11億28百万円。
ソーシャルゲーム事業では、マルチプラットフォーム展開や継続的なイベント施策、他社タイトルとのコラボレーションを積極的に推し進めた結果、「100万人の信長の野望」、「100万人の三國
志」、「100万人のWinning Post」などの「100万人」シリーズが好調に推移した。
また、「大航海時代Ⅴ」を中国・韓国・台湾でサービス開始し、順調な立ち上がりとなっている。
当社が開発・運営するゲームSNS「my GAMECITY」では、サードパーティのゲームをラインアップ
に加えるオープンプラットフォーム化などのサービス拡充が寄与し、会員数は70万人を突破した。
オンラインゲーム事業では「信長の野望 Online ~覚醒の章~」(PS4、PS3、Win用)を発売したほか、各タイトルとも堅調に推移した。
以上の結果、増収増益を達成し、経営統合以来最高の売上高となったとしている。
ほか省略
同社は5期連続の増益となっている。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
|
経常利益
|
当期利益
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12年3月期
|
35,525
|
5,758
|
7,472
|
4,640
|
13年3月期
|
34,639
|
6,208
|
8,835
|
5,656
|
14年3月期
|
37,576
|
7,140
|
10,728
|
6,936
|
15年3月期
|
37,799
|
9,652
|
13,568
|
9,434
|
15期/14期比
|
0.6%
|
35.2%
|
26.5%
|
36.0%
|
16年3月期予想
|
40,000
|
10,000
|
14,000
|
9,500
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16期予/15期比
|
5.8%
|
3.6%
|
3.2%
|
0.7%
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