アイコン ドン・キホーテ「外貨によるレジ精算サービス」全店舗に拡大 努力も必要

ドン・キホーテは5月11日~6月30日、「外貨によるレジ精算サービス」の提供店舗を国内のドン・キホーテ全店に拡大する。

外 貨によるレジ精算サービスは、ドンキグループで金融サービスを事業として展開するアクリーティブのビジネスノウハウを最大限活用し、サービスのシステム開 発や、換算レートの更新スキームの構築を行ったドンキグループのオリジナルサービス。ドンキでは、すでに全店が免税店登録、免税コーナーも設けている。

今年の2月18日から訪日外国人観光客の利用が特に多いドンキグループ全国23店でサービス提供を開始し、従来のカード決済や日本円の支払いだけでなく、中国元・台湾ドル・韓国ウォン・タイバーツ・香港ドル・米国ドル・ユーロの外貨7通貨による精算に対応している。

これまで訪日外国人観光客向けのサービスとして提供していたが、2015年現在、2011年の約1.5倍(米国ドル)まで円安が進んでいることなどから、「海外旅行や出張などで残り、タンスに眠った外貨を使いたい」という国内客の要望に対応し、サービスを拡大するという。
ドンキでは、訪日外国人観光客による「インバウンド消費(=免税販売高)」が急伸している。同社は2月5日に2015年6月期の中間決算(14年7~12月)を発表しているが、インバウンド消費の伸びは、前年同期の実に5.6倍になっている。

ドンキ全体の売り上げも前年同期比13%増の3,422億円、営業利益も14%増の234億円と、消費増税の後遺症に悩む他の小売業を尻目に好調を維持している。その原動力の一つが、このインバウンド消費となっている。

言葉の問題では「ウェルカムデスク」というコールセンターで、英語、中国語、韓国語、タイ語の4ヶ国語のサービスを提供している。現在、コールセンターには30人が在籍しており、常時5人程度が勤務。英中韓国語は24時間対応で、タイ語のみ午前10時から午後10時までとなっている
以上、
インバウンド効果を受けたければ、それだけの努力が必要であることをドンキは物語っているようだ。

[ 2015年5月11日 ]
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