アイコン ライオンズマンションの大京/3月決算 減収減益

一昨年からの原価コスト上昇を販売価格に転嫁できず、営業利益率が13年3月期の7.3ポイントから5.7ポイントまで落ちている。それまでゼネコンが犠牲になっており、その後はゼネコンが利益計上した分だけ、同社の建築原価が上がっている。

公共投資のばら撒きで、外注労務費や資材が高騰し続けており、値を上げすぎれば売れず、なかなか難しい状況に差し掛かっている。

同社は当期について、次のとおり説明している。

1、マンション市場は、消費増税に伴うマインドの慎重化が一部見られたものの、低金利や住宅取得優遇政策等を背景とした一定の需要に支えられ、概ね堅調に推移した。
2、不動産管理市場は、コスト意識の高まりやライフスタイルの多様化に伴うニーズの広がりにより、これまでの管理受託業務に留まらない、サービス拡充の傾向が見られた。
3、不動産流通市場は、好調だった昨年のマーケットに比べ成約件数は下回ったものの、海外投資家による需要や、中古住宅に対する意識の変化等もあり、堅調な推移となったとしている。

マンション販売における売上戸数が前期比724戸減の3,066戸
マンション既契約残高は2,025戸、760億98百万円(前期末比292戸減、59億82百万円減)
マンション管理受託戸数は526,131戸(前期末比9,473戸増)

15/3期
売上高
営業利益
 
/百万円
前期比
/百万円
前期比
不動産開発事業
120,712
-15.4%
10,121
28.7%
不動産管理事業
158,070
-0.1%
8331
-14.3%
不動産流通事業
41,862
14.3%
2,840
18.9%
調整
-3,490
 
-3,169
 
合計
317,154
-5.0%
18,124
7.2%
 
連結/百万円
売上高  
営業利益
経常利益
当期利益
12年3月期
298,408
21,781
19,240
21,787
13年3月期
302,610
22,101
20,270
15,535
14年3月期
333,813
16,910
15,646
20,790
15年3月期
317,154
18,124
16,703
12,154
 15期/14期比
-5.0%
7.2%
6.8%
-41.5%
16年3月期予想
335,000
18,000
17,000
12,500
 16期予/15期比
5.6%
-0.7%
1.8%
2.8%
 
[ 2015年5月13日 ]
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