アイコン アコーディアゴルフ/3月決算 減収増益 所有ゴルフ場のアセット化進める

同社は当期について、「アベノミクス」と呼ばれる金融緩和や景気 対策などによって、景気は緩やかな回復基調を続けているが、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動及び、円安の進行に伴う輸入原材料価格の値上がりな ど不透明要因が生じている。ゴルフ業界は、景気回復に対する期待感の高まりを背景として、団塊世代の旺盛なプレー需要を中心として、プレー需要は総じて安 定して推移した一方、台風や集中豪雨などによる営業日数の減少に伴い、入場者数は前年水準で推移したとしている。

同社は当期、ビジ ネス・トラストによるアセットライトに伴い、90コースのゴルフ場に係る運営事業の譲渡の対価及び既存貸付金等の回収金として、合計で、約1,132億円 (このうち、同社が取得したビジネス・トラストのユニット(発行された全ユニットの28.85%)に係る金額約253億円については、相殺処理を行ったた め、同社による現金の受領はない。)を受領した。そのため、当該のゴルフ場に関し、売上高、利益ともに減少している。

当期末の運営ゴルフ場数は137コース(保有44コース、ゴルフ場の運営に係る契約を締結コース数は93コース)となった他、ゴルフ場1コース(千葉県)のスポンサー契約を締結している。また、運営ゴルフ練習場数は25ヶ所。

営業収益は、実施したビジネス・トラストによるアセットライトに伴い、実施時に同社グループが保有していたゴルフ場133コースのうち90コースの運営事業を譲渡したことにより、前連結会計年度と比較し▲280億74百万円(前連結会計年度比▲30.5%)減少の639億08百万円となった。

営業利益は、上記営業収益減少の影響を受けるとともに、ビジネス・トラストによるアセットライト実施にかかった費用が発生したものの、90コースの運営事業の譲渡によって営業費用が減少したことなどにより前期と比較し▲49億15百万円(同▲40.1%)減少の73億30百万円となった。

経常利益は、新規借入に伴いシンジケートローン手数料が3億円増加したこと及びシンガポールで組成されたAGトラストを持分法で連結範囲に含めたこと等により持分法による投資損失が11億59百万円増加したこと等により、前連結会計年度と比較し67億81百万円(同▲65.7%)減少の35億36百万円となった。

当期純利益は、子会社株式の取得に伴う負ののれん発生益527百万円が発生したこと、AGアセット対象ゴルフ場90コースを保有する子会社の株式を匿名組合出資として現物出資し、その匿名組合出資持分を譲渡したこと等により発生した関係会社株式売却益61億80百万円を主因として、前期と比較し13億98百万円(同30.3%)増加の60億15百万円となったとしている。

 

連結/百万円
売上高  
営業利益
経常利益
当期利益
12年3月期
86,798
12,601
10,726
11,293
13年3月期
90,920
13,303
11,140
6,025
14年3月期
91,983
12,246
10,318
4,617
15年3月期
63,908
7,330
3,536
6,015
 15期/14期比
-30.5%
-40.1%
-65.7%
30.3%
16年3月期予想
47,800
7,400
6,900
4,100
 16期予/15期比
-25.2%
1.0%
95.1%
-31.8%
 
[ 2015年5月14日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめのワークポートが便利です。


PICK UP

↑トップへ